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【石川】医療の闘い 5カ月克明 被災の輪島病院部長が手記「緊急時の検証が防災に」

2025年1月30日 05時05分 (1月30日 10時07分更新)
手記を手にする河﨑国幸さん=石川県輪島市立輪島病院で

手記を手にする河﨑国幸さん=石川県輪島市立輪島病院で

 昨年の能登半島地震で多くの傷病者や避難者を受け入れた石川県輪島市立輪島病院の事務部長河﨑国幸さん(55)は、地震発生から病院が応急復旧宣言をするまで5カ月近くに及ぶ記録をまとめた手記を自費出版した。混乱を極めた発生当初の状況や、病院機能を失わないために関係者が力を合わせて奔走したことなどを克明につづっている。 (上田千秋)
 「またか!」。手記はこんな言葉で始まる。昨年の元日、同県能登町の妻の実家にいた河﨑さんは2度目の激しい揺れの際、とっさに2007年3月の能登半島地震を思い出した。当時は市保険課(現福祉課)の勤務。国内初の災害救助法に基づく福祉避難所の設置、運営に携わった。貴重な体験をしな...

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