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【ずっと能登と。復興を考える】多様な農山漁村 唯一無二 集約的まちづくり 議論進むが 県立大 山下准教授

2025年2月2日 05時05分 (2月2日 10時12分更新)
能登の農山漁村集落の持つ価値に目を向けるべきだと訴える山下良平・石川県立大准教授=石川県野々市市の県立大で

能登の農山漁村集落の持つ価値に目を向けるべきだと訴える山下良平・石川県立大准教授=石川県野々市市の県立大で

 能登半島地震は1日で発生から1年1カ月となった。大きな被害を受けた能登半島で、地域コミュニティーの維持に欠かせないのが農地の復旧と農業経営の再興だ。農山漁村集落の持つ多面的な機能の価値に目を向けるべきだという石川県立大の山下良平准教授(農村計画学)に聞いた。(奥田哲平、写真も)
 -県立大として復興支援プロジェクトに取り組んでいる
 「私のチームは農村コミュニティーと農業経営の支援がテーマ。これだけ人がいなくなると、細かい草刈りや溝の掃除など農業に由来する地域活動が困難になっている。全体を底上げした復興が必要という声もあれば、これを機に少しでも長く続けられる農家に集積すべきだという声もある。一律...

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