人口わずか1023人、長野県で最も高齢化率が高い村にスーパーができると…
2025年2月26日 05時10分 (2月26日 05時10分更新)
山間部に位置し、長野県内の自治体で高齢化率が最も高い天龍村で、3人の社会学者らが住民を対象に買い物の実態を調査した。2022年のミニスーパー「満島屋」のオープンに伴い、村内で買い物をする人が増え、地元の店が住民同士のコミュニケーションの場にもなっていることなどが分かった。
村の人口は1023人(1月31日時点)で高齢化率は60・9%。経営者の高齢化が理由で生鮮食品を扱う商店が年々減る中、村は17年に満島屋の開業を計画。22年にオープンし、阿南町でスーパーを運営する阿南ショッピングセンター協業組合のグループ会社「ナピカランド」(天龍村)が指定管理者として運営している。
調査報告会は19日、村老人福祉センターであった。15歳以上の住民909人を対象に実施したアンケート結果(505人が回答)によると、主な買い物場所として「村内の商店」と答えた住民は全体の30・7%で、満島屋オープン前の20年に村が実施した調査より約10ポイント増えた...
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