もう1つの地球を探せ 「プラネットハンター」という仕事
このプログラムにはシーガー氏も関わっている。ハビタブルゾーン内にある小型の岩石惑星を見つけるため、近傍の恒星を観測するのが目的だ。
TESSが蓄積したデータは、ハッブル宇宙望遠鏡の後継機「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」にも入力される。打ち上げ予定は18年。主鏡はハッブル望遠鏡の5倍大きく、これまでになく鮮明に宇宙を観測できるようになる。特殊な装置で恒星の強い光を遮ることにより、系外惑星を直接画像にとらえることも可能になる見通しだ。
シーガー氏はこうして観測される惑星の多くが岩石状で水を持ったものになると予想。「そこにこのような星が存在していることを確信している」と期待を寄せる。