トランプ氏、議会襲撃めぐる恩赦を擁護
(CNN) 米国のトランプ大統領は21日、前日に大統領令を通じて連邦議会議事堂襲撃事件で訴追された約1500人に恩赦を与えたことをめぐり、自身の判断を擁護した。
トランプ氏は、警察官に対する襲撃は決して容認されないと信じているかとの質問を受け、「もちろん」と返答した。警官の首にスタンガンを突き付けた暴徒も恩赦を受けたとの質問には、トランプ氏は知らないと述べ、「すべてを見てみる」と言い添えた。
トランプ氏は、今回の恩赦は警察官を襲撃しても大丈夫だとのメッセージを送っているのかとの質問には、「いや、その反対だ」と答えた。トランプ氏は「私はこれまでこの職務に就いたどの大統領よりも警察の友人だ」とも述べた。
トランプ氏は議会襲撃で恩赦の対象となった人たちについて、すでに何年も刑務所で服役しており、その服役は悪質なもので、非人道的なものだったなどと語った。
今回の恩赦をめぐっては、共和党議員の中からも不安視する声や反対の声が出ている。全米トップの警察組織は恩赦の決定について「深く落胆した」と述べた。