宮迫博之「悔しいなんてもんじゃない」格闘技デビュー戦は判定負け 左目下腫れるも晴れ晴れ「挑戦する姿見せたかった」継続参戦「今のところない」

 宮迫博之(左)にパンチを見舞う若林元樹
 宮迫博之(右)にパンチを見舞う若林元樹
 宮迫博之(左)と若林元樹
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 「RISE VOA」(11日、大手町三井ホール)

 元・雨上がり決死隊の宮迫博之(54)が40歳以上限定のアマチュア大会に出場し、PTA会長の若林元樹(50)と死闘を繰り広げたが、0-3(19-20、19-20、18-20)で判定負けした。

 判定の瞬間、悔しそうに宙をみつめた宮迫は、大会終了後、少し左目下が赤く腫れた顔でリング上での出場選手による記念撮影。隣の選手らと「宮迫ですっ!」のポーズでみせ、記念撮影にも応じた。取材では「人生で初めて参加して、賛否はあると思うけど、この歳でなんにでも挑戦する姿を見せたかった。すごく良い経験をさせてもらった。非常に楽しかった」と、晴れ晴れと語り、ダメージは「全然ないです」と話した。

 試合については「想定していた攻撃じゃなかった。突っ込んでくると思ってなかったので戸惑ってしまった。相手のVTRは見てたので、離れて戦うようなイメージだった。思いのほか来られたので一瞬パニクってしまった。やろうと思ったことは2割くらいしか出せなかった。練習と本番は違うなと痛感した。悔しいなんてもんじゃない。冷静に保ってるつもりだけど。自己採点?低いですよ。15点。パニックになってしまった」と、悔しそうに振り返り、大きな声援に「思いのほか声援をいただいたので、うれしかった。ネットの批判には耐性がついているので何とも思ってない」と、感謝した。今後については「今後出るとかは明言しないですけど。言ってしまうとでなきゃいけなくなるので。今のところはない。思いのほか怪我がつらかったので。もう1回って奥さんが許してくれるとは思わないけど、格闘技はやってみるとすごい楽しい」と、話すにとどめた。

 宮迫はオレンジと黒のリングパンツで、自身のオリジナルソングとともに入場。1回は開始早々にいきなり蹴りを見舞ったが、若林のパンチに押し込まれる展開。それでも蹴りから打開し、パンチを浴びせる場面も。バックハンドブロー、膝蹴りもみせた。2回は接近戦の中で、相手の右を被弾してぐらついた。それでも立ち続けて、カウンター気味に右を浴びせるなど反撃した。両者疲労困憊(こんぱい)のなかで、宮迫のパンチが相手の後頭部にあたり注意を受ける場面もあった。

 宮迫は1月5日に自身のYouTubeチャンネルで、ゲストの元放送作家の鈴木おさむ氏に「金銭面、再生数を含めて結構厳しくなってきてる」と指摘され、「コアなファン」獲得のため、キックボクシング挑戦が提案され、挑戦することを決めた。昨年10月から練習を始め、両足の前十字靱帯と半月板を痛めていることを明かしていた。54歳は今大会2番目の年長者だった。試合前VTRでは「色々あった元売れっ子芸人」と紹介された。「ため込んだ自分のすべてを出し切ってやりたい。頑張ります」と意気込んでいた。

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