著者紹介
ファミ通.comでインプレッションを書いたりしてるフリーライター。この記事を通じて『テラリア』ファンを増やすのが当面の目標。みんなも掘ろうぜ!
じつは『テラリア』は、マルチプレイに対応している。オフラインならば画面分割で最大4人、オンラインの場合は最大8人でプレイできる。なおオンラインの場合、参加できるのはフレンドのワールドのみ。また誘ったプレイヤーのみが参加できるよう、設定することも可能だ。
というわけで今回は、オンラインでのマルチプレイに挑戦してみたい。ファミ通ドットコムのあんな記事やこんな記事で活躍している、ライター・夢崎くんのワールドにおジャマし、いっしょにボス撃破を狙っちゃおうという目論みだ。
さっそく夢崎くんのワールドに行ってみたところ、まだ筆者ほどはプレイしていない様子で、装備もそこまで整っていなかった。また彼は今回がほぼ初プレイということで、ゲームにも慣れていないようだ。
対する筆者はというと、世界を探索しまくって体力とマナを大幅に強化。新たな道具“つかまりフック”も作成し、よりダイナミックな移動も可能になったという状態だ。
そこで、筆者の余っていた装備やアイテムを渡して戦力の強化をはかる。『テラリア』はアイテムを他人のワールドへ持ち込めるため、このような助け合いも行えるのだ。
さて、『テラリア』の世界には数種類のボスが存在するが、まず狙うのは紫色のエリア“じゃあくな大地”にいるボス。前回の記事でも紹介した、光る球(“シャドウオーブ”というらしい)を3つ破壊すると出現するのだ。
ボムとダイナマイトで地形を破壊し、“シャドウオーブ”を3つ壊すと……、巨大なワームのボス“イーターオブワールド”が出現! このボスは小さな本体が複数つながっている形で、それぞれに体力が設定されている。胴体の中央部分を倒すとそこから分裂し、分かれた体は別々に動いて襲ってくる。さらに、地形を無視して移動するという特性を持っている。もちろん攻撃力や耐久力も高いため、かなりの強敵であることは間違いない。
ここで役立ったのが“つかまりフック”。素早く移動できるため、敵の体当たりを避けやすいのだ。また体力を最大値まで増やしていたのも功を奏した。夢崎くんは何度か倒されてしまったが、長期戦の末、撃破することに成功した。今回はその一部始終を動画でも紹介!
▲“じゃあくな大地”は洞窟のような地形で、逃げ回るのがなかなか大変。攻撃面では、前回作成した“メテオハンマアクス”がなかなかの活躍を見せた。
見事“イーターオブワールド”を倒すことができたので、その流れに乗って、また新たなボスを倒すことにする。もう一体のボス“クトゥルフのめだま”は、一定の条件を満たすと夜中に出現する。だが、あるアイテムを使用すると、自分の好きなタイミングで呼び出すこともできるのだ。
そのアイテムとは、“あやしいめだま”というもの。“じゃあくな大地”にあるイソギンチャクのような“あくまのさいだん”で、レンズを6つ組み合わせると作成できる。ちなみに“あくまのさいだん”は、“かなとこ”や“かまど”などの設置アイテムとは異なり、持ち運ぶことができない。この“あくまのさいだん”では、さきほどの“イーターオブワールド”を召喚する“ワームのえさ”も作成可能だ。
また“あやしいめだま”は地下の宝箱から見つかる場合もある。筆者はふたつほど入手していた。今回はこの“あやしいめだま”を使って、“クトゥルフのめだま”を呼び出すことにする。
“クトゥルフのめだま”は、小さな目玉の敵“クトゥルフのしもべ”を無数にはき出しつつ、体当たり攻撃を仕掛けてくる。またふだんは空中にフワフワと浮いており、攻撃を当てるのもひと苦労だ。遠距離武器があれば多少は楽に戦えるのだが、武器本体に加えて多数の弾丸を集めたり、攻撃時にうまく狙いをつける必要があるなど、使いこなすのはなかなかに難しいのだ。
まあ、“イーターオブワールド”も撃破できたし、なんとかなるだろうと軽い考えでチャレンジ。戦場は夢崎ハウスの隣に決め、周囲にある穴を木でふさぐなど、戦いやすい下地も作る。また夜間での戦闘となるため、見やすいようたいまつも十分に設置。下準備が整ったところで、いざ召喚!
このボス戦でやっかいなのは“クトゥルフのしもべ”だ。絶えず本体からはき出されるため、うまく処理しないとボスへの攻撃をジャマされてしまう。だが、ふたりで戦えばしもべをすぐに倒せるため、予想よりも楽に戦うことができた。
順調にボス本体へダメージを与え続け、そろそろ倒せそうかな、というタイミングで“クトゥルフのめだま”が変化! 巨大な口を開けた姿となり、よりアグレッシブに襲ってくるのだ。だが、敵の体力も残りわずか。左右に移動しながら敵の攻撃を避け、慎重に攻撃を与え続けた結果、なんとか撃破に成功した。夢崎くんは、やっぱり何度か倒されてしまったが……。ライフの最大値は重要という当たり前のことを、身をもって体験する結果となった。
▲“クトゥルフのめだま”戦も一部始終を動画で紹介。なんか地味な戦いになってしまった気がする……。
見事2体のボスを倒すことに成功。これらのボスは、戦って楽しいだけではなく、貴重な戦利品を入手できるのだ。両方のボスからは“デモナイトこうせき”が、また“イーターオブワールド”からはさらに“シャドウスケイル”を入手できる。
この“デモナイトこうせき”を“インゴット”にし、“シャドウスケイル”と組み合わせると、新たな道具である“あくむのツルハシ”を作成できるのだ。このツルハシは“きんのツルハシ”よりも上位の道具で、最下層にある“ヘルストーン”を採掘できるスグレモノだ。というわけで、ボス戦はいったん休憩し、ここでさらに装備の強化を図ることにする。
さて、最下層へ向かうまえに、やっておきたいことがある。それは“こくようせき”を採掘することだ。“こくようせき”は自然には存在しておらず、溶岩が水で冷えると生み出される。そこで、溶岩がある地下まで移動し、そこに水を流し込んで“こくようせき”をゲットするのだ。
“こくようせき”をいくつか掘ったら、アクセサリーの“こくようせきのドクロ”を作成する。これにどんな能力があるのかというと、じつは“ヘルストーン”は火を放っており、“メテオライト”のように触れるとダメージを受けてしまう。だが、“こくようせきのドクロ”を装備していると、そのダメージを無効化できるのだ。
準備が整ったので、さっそく最下層へ。まるで地獄のような様相にふさわしく、登場する敵も非常に強力。あちこちに溶岩があるため、探索するのもひと苦労というやっかいなエリアだ。
このエリアのいたるところにある赤銅色の鉱石こそ、“ヘルストーン”だ。触れるとダメージを受けるだけでなく、採掘すると溶岩を生み出すという、とても嫌らしい特性も持っている。そのため、溶岩が流れていく道を作り、さらに溶岩に触れないよう採掘する必要があるのだ。地形をうまく作り替えて、すこしずつ“ヘルストーン”を採掘するこの作業は、困難ながらおもしろく、個人的には『テラリア』の楽しさが集約されているポイントだと思う。
長い時間をかけて“ヘルストーン”を大量に掘り、おなじく最下層で発見できる“じごくのかまど”もついでにゲット。いったん拠点へ持ち帰り、“じごくのかまど”で“ヘルストーンインゴット”を作成。
この“ヘルストーンインゴット”を材料に、モルテン系の装備を作成できる。ノーマルモードでは最高の防御力を誇る装備で、ひと通り集めれば戦力の大幅アップは間違いなし。最下層の探索はもちろん、ボス戦もかなり楽になるはずだ。
装備も整ったので、もう一体のボスの撃破に向かう。残っているボスは、このブログ第1回目の最後で出会った巨大なガイコツ“スケルトロン”。地上のどこかにある神殿のような場所へ行き、夜にその場所にいるろうじんに話しかけて“のろい”を選ぶと出現するのだ。
ちなみに、この神殿のさきには“ダンジョン”が続いている。だが、“スケルトロン”を倒さないと、無敵のボス“ガーディアン”が登場して倒されてしまう。要は、“スケルトロン”を倒すと、ダンジョンを探索できるようになる仕組みだ。
まずは下準備から。神殿周囲の土地をならし、近くに拠点を作ってふっかつ地点を設定。夜が来たら、いよいよろうじんに話しかけて“スケルトロン”を呼び出す。
この“スケルトロン”は、本体である頭のほかに、両手で攻撃してくる。攻撃力も非常に高い強敵だ。モルテン装備でも、気を抜くと大きく体力をもっていかれてしまう。
まずは、そのやっかいな両手の撃破を狙う。多少ダメージは受けるものの、やはりふたりで攻撃すると与えるダメージは大きく、短時間で両手の撃破に成功。残る頭はゆっくりと追いかけて来るため、こちらも逃げながらじっくりと攻撃。慎重な戦いかたが功を奏し、あっという間に倒せてしまった。やっぱりモルテン装備は偉大だ!
▲“スケルトロン”戦も一部始終を動画で紹介。筆者は“モルテンハンマアクス”で戦ったのだが、なんとかなるもんですな。
……という感じでボスを3体撃破してきたが、『テラリア』の冒険はまだ終わらない。それどころか、これまでの戦いですら、ほんの序章にすぎないのだ。
このさきには、ダンジョンや空に浮かぶ島、ジャングルなど、まだまだ多くのエリアが待ち受けている。そこでは、さらなる貴重な装備やアイテムが見つかるだろう。
そして最後に待ち受ける超巨大なボス“ウォールオブフレッシュ”を倒すことができたら、やっと物語は終焉を迎え……ないのだ! じつは、このボスを倒すと世界は“ハードモード”に突入。新しい鉱石が出現したり、その鉱石で新しい装備を作れたり、妙にファンタジーな敵が登場したりと、まったく新しい『テラリア』の世界を楽しめるようになる。
そこではいったいどんな冒険が待ち受けているのか、さすがに発売日に公開するのもアレだと思うので、ぜひとも自身の目で確かめてほしい。いや、昔ファミ通ドットコムの記事で紹介されてたよ、なんて言わないでさ!
『テラリア』の魅力を3回に渡ってお伝えしてきたが、いかがだっただろうか。『テラリア』は冒険もおもしろいけれど、クラフト要素も本格的! 次回からはライター・夢崎くんによる、クラフト中心の日記を掲載する予定。お楽しみに!
Published by 505 Games (and Spike Chunsoft for Japan region).
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