様々な期待を背負っているWindows Phone 7ですが、アプリがなければ何もできません。では実際、アプリを開発するデベロッパーからはどう思われてるんでしょうか?
IMアプリを開発するBeeJiveのCEO、カイ・ユーさんは「鳴り物入りだけど、全然ダメでしょうね。マイクロソフトは大企業すぎて、ツールも人も、細分化されすぎなんですよ」としています。一方で、Windows Phone 7を支持していると言えるのは、iPhoneとBlackBerry向けのPersonal Assistantなどを開発しているPageonceのCOOです。彼はマイクロソフトが「Windows Phone 7と統合可能なすごいプラットフォーム」をすでに持っているのではないかと期待しています。
が、Windows Mobile向けにメディアソフトウェアを開発しているKinomaのCEO、Peter Hoddieは、Silverlightがアプリ開発キットの主要コンポーネントになると予想しつつこう言っています。「Silverlightには泣かされました...これからまた、やり直さないといけないんですよね...。」
マイクロソフトはこれまでに、デベロッパーに対して決して手厚いとは言えない対応をしてきました。そのあげくに、Windows Phone 7発表によって従来のWindows Mobileプラットフォームを抹殺してしまい、一からのやり直しを強いているのです。
デベロッパーのみなさんにやる気を出してもらうには、マイクロソフトは彼らの過去の不平不満や今後への期待、要望にきちんと耳を傾けて、歩み寄っていく必要がありそうです。そうでないと、iPhoneやAndroidといった他のプラットフォームとの競合にはかなわないのではないでしょうか。
でも、今の時点ですでに勝ち誇ってしまっているあたり、先が思いやられますね...。
matt buchanan(原文/miho)