公共の場で、他人に聞かれたくない話をする場合、どうしても小声でしゃべることになりますよね。でも、それでは相手の声が聞こえづらいし、自分もしゃべりづらい。できれば普通にしゃべりたいけど、それじゃあ他人に聞かれちゃう。じゃあ小声で話そう。すると.........。ああ、堂々巡り!
そんな悩みを解消するアイテムが登場しましたよ。その名も「ポスラサウンドパネルforスピーチプライバシー」。簡単にいえば、しゃべるポスターです。開発は大日本印刷さん(DNP)です。
すごい大雑把に説明すると、ポスター全面がスピーカーになっており、そこに音楽を流すというもの。この音楽は、DNPが新開発したソフトで作成されており、BGMとして流す音楽に特殊なフィルタ処理を行ない、人が発する音声を聞こえにくくする音楽データが作成されます。これをこのシステムで流すことで、会話を周囲の人に聞こえづらくするというものです。
裏側はこんな感じ。意外とシンプルですね。実際に薬局の接客カウンターで実験を行ない、会話が聞こづらくなることは実証済み。病院や銀行などで活躍しそうです。
お値段はA2、B2サイズで11万5000円/1枚~。別途デザインを変えたり人感センサーや無機ELパネルとの組み合わせなどのオプションにも対応します。
これでもう、ヒソヒソ話はしなくてもいいかも?
(三浦一紀)