これで安心。
グーグルが利用規約を改訂して、広告とかレビューの横に、その広告の商品とかレビューのお店について何かアクションしたことのあるユーザーの名前とか写真を掲載できるようにしました。この「Shared Endorsement」(共有されたお勧め)機能は11月11日に有効になる予定で、たとえばあるユーザーがGoogle Playで+1したアプリや、Google Mapsで評価を投稿したレストランといった情報が、その人とつながっている友達や家族などに対して広告と一緒に共有されます。このShared Endorsement機能、見る側にとっては有用な情報でも、情報表示される側にとっては不安です。だってたとえば自分の友達が「インド料理」と検索したとして、検索結果と一緒に地元のインド料理店の広告が表示されたとします。そしてたまたま自分がそのインド料理店についてGoogle Mapsか何かで評価を残していたとすると、それがどんなに昔、出来心で適当に書いてしまったものであっても、そのお店を友達にお勧めしてるかのように広告と一緒に名前付きで出てきてしまうんです。ある場面で残した古いコメントとか+1とかが、全く違う場面で、全く違う見え方で再利用されてしまうってことです。
プライバシーにおける重要なポイントは、ユーザーが自分の情報の使われ方を自分でコントロールできるかどうかという点です。幸いグーグルは、このShared Endorsementからユーザーが簡単にオプトアウトできるよう配慮しています。次の手順でできるので、気になる人はやっておきましょう。
ステップ1:設定を開く
まずShared Endorsementの設定ページに行きます。このページを開くには、Google+に行って左側のツールバーにある「Settings」をクリック。すると下のようなページが開くので、「Shared Endorsement」のわきにある「Edit」をクリックします。
ステップ2:チェックボックスを外す
Shared Endorsementの設定ページを開いたら、スクロールして「Based upon my activity,Google may show my name and profile photo in shared endorsements that appear in ads.(私の活動に基いて、グーグルが私の名前とプロフィール写真を広告の中のShared Endorsementに表示することを許可します。)」と書かれたチェックボックスを外して「Save」を押します。グーグルはこの機能をぜひオフにされたくないみたいで「Are you sure?」と聞いてきますが、ひるまず「Contiue」を押してください。
以上でオプトアウト完了です! これで、昔書いたコメントが違う文脈でリサイクルされなくて済みます。もしGoogleアカウントを複数持っていたり、Google Plusページを複数開いていたりする場合は、上のステップをそのアカウント分繰り返してください。
※この記事は、Creative Commonsライセンスの下、Electronic Frontier Foundationから米Gizmodoに再掲載されたものです。Adi Kamdar-EFF(原文/miho)