この理由でそんな大金手放せるとは…!
「難しすぎる!」っことで大人気になったゲームアプリFlappy Birdが、消えました。iOS、Android、両方のアプリストアから。その作者のドン・グエン(Dong Ngueyn)さんが、アプリ取り下げの理由をメディアに説明しています。その理由は意外にも、Flappy Birdは「ハマりすぎるから」ってものだったんです。
フォーブスのインタビューに答えたグエンさんはこう語っています。
あれは元々、リラックスしてるときに数分間プレイするために作ったものです。[…]でも、中毒性のゲームになってしまいました。そこが問題になったと思います。
つまり、のんびりしてもらうために作ったゲームなのに、逆にゲームのためにのんびりできないのが心苦しいと…。なんて良い人なんでしょうか!
このゲームのおかげでグエンさんには1日5万ドル(約510万円)の収入があったとされます。でもむしろ彼には、そんな短期間での大成功が重過ぎた感もあります。「僕の生活は前ほど快適じゃなくなってました」とグエンさんは言います。「眠れませんでした」。
Flappy Birdの続編があるという希望的な噂もありましたが、それはもう難しいかもしれません。でも今アプリストアにはClumsy BirdとかHappy Poo Flapといったそっくりさんも登場しています。だからFlappy Birdをダウンロードしそこねた方も、まだFlappy Bird的なものをプレイすることは可能です。グエンさんも「(そっくりさんの)Ironpantsをプレイしましたが、良いゲームだと思います」と寛容な姿勢です。
グエンさんはこの数日インターネットなしで過ごして休息を取りつつ、Flappy Bird削除にまつわる騒ぎを聞いたベトナムの副首相に呼び出されたりもしてたみたいです。でもこれでグエンさんがゲーム作りをやめてしまうわけじゃありません。「Flappy Birdで成功して、自信も付きました。」「僕には、やりたいことをする自由があります。」とも言ってます。
彼のTwitterには、Flappy Birdを削除する前の時点で「新作ゲームではチルトコントロールを使うよ」とも書かれていたり、すでに次の作品を準備中だったみたいです。グエンさんによる既存のFlappy Bird以外のゲームはまだストアに残されてますし、今回のインタビューでも、これからもゲーム作りは続けると明言してます。ちょっとお休みしたあと、また面白いゲーム出してくれるといいですね!
[Forbes]
Jamie Condliffe(原文/miho)