現実的に便利そうな自転車の進化系。
ラスベガスで開催されているテクノロジーの見本市「CES 2025」。現地の取材チームから次世代の自転車が届きました。
Urtopia(ユートピア)が開発した、クロスバイクタイプのスマートe-bike「Carbon 1 Pro」です。
AI(ChatGPT)がナビゲートする最新テック山盛り電動自転車
まず目に入るのが、大きなスクリーン。
ハンドルの真ん中、ステム部を覆うようにドットスクリーンが搭載されていて、こちらにはナビゲーションやステータスが表示されます。
また、マイクとBluetoothスピーカーも搭載されていて、ChatGPTを使うことで、スマホなしで道を聞いたり教えてくれたりもできるみたい。もはや走るアシスタント。
ディスプレイ下部の◯は指紋センサー、指紋ロックなので鍵持ち歩かなくてもOKだし、鍵の紛失のリスクもありません。また、 施錠後に不審な動きがあったらアラームが鳴ったり、GPSでトラッキングもしてくれるのでセキュリティ的にも安心ですねー。
もちろん、走行中のトラッキングもしてくれて、距離や時間、消費カロリーを専用アプリで確認できますよ。
コチラが本体に内蔵された専用設計のハブモーター。手乗りサイズですが、350W出力45Nmのトルクを出すとのこと。強力です。
フォルムも美しく、びっくりするくらい軽い
個人的にグッと来たのがフォルムの美しさと軽量さですね。
e-Bikeはどうしてもバッテリーやモーターを搭載するため重くなりがちなのですが、こちらは流線型のフレームを軽量なカーボンで成形。取り外し可能なリチウムイオンバッテリー(スペック値では130km航続)に、専用設計のパワフルなハブモーターまで全部ひっくるめて15kgで収まっているという超ライトウェイトスマートe-bikeに仕上がっています。
他社のスマートe-bikeだと20kg前後なので、これは驚異的な軽さかと。
実用的なクロスバイク型電動自転車かも?
サイクリングやちょっと遠くまで買い物に出ると、意外と道に迷ったりでスマホナビのありがたさを感じますが、スマホ画面を見ながらでもなく、スマホを装着するでもなく、自転車側にそもそもナビ機能やアシスタントが備わっているというのは、かなり理想的な進化と言えるんじゃない?
航行距離も長いし、フォルムも乗りやすいそうなクロスバイクタイプだしで、これ街乗り用チャリとしてかなり優秀だと思うんだよね。
公式サイト見たら価格は2,199ドル(セール中でした)、日本円だと約35万円でしょうか。機能モリモリの電動スマートe-bikeでしかもカーボンフレームでこのお値段。
これ、ひょっとしてめちゃくちゃお買い得なのでは!? 日本上陸しないかしら?
Source: Urtopia
CES2025で見つけた最新AIプロダクトのトークイベント、1月23日開催
登壇者は、國本知里(Cynthialy 代表取締役)、西谷茂リチャード(ギズモード・ジャパン インターナショナル&事業開発チーフ)、小林優多郎(Tech Insider編集チーフ)。