1991年に販売が開始されたホンダの「ビート」は、軽乗用車で初めて座席後部にエンジンを載せたクルマです。「高密度パーソナルオープン」というコンセプトで開発されたこの自動車は、内外装に画期的かつ可愛らしいデザインが採用されており、2シーターのフルオープンボディとなっています。また、SRSエアバッグシステム装着車を設定するなど、安全面での配慮にも怠りはありません。この車両の1991年5月発売モデルのグレードについては、「ベースグレード」がラインナップされています。このモデルでは、軽量で開閉が容易な耐候性に優れたマニュアル式のソフトトップの幌が採用されています。また、ボディカラーについては「クレタホワイト」「カーニバルイエロー」「ブレードシルバー・メタリック」「フェスティバルレッド」が用意されています。そのほか、このクルマの特別仕様車については、1992年5月発売モデルにラインナップされている「バージョンC」や1993年9月発売モデルの「バージョンZ」などがあります。なお、このクルマは1998年に生産終了していますが、後継車種として「S660」が2015年に登場しています。※記載の文章は、2018年10月時点の情報です。