「d払い」「au PAY」もかなり使える。主要スマホ決済が使える場所を改めて整理

【キャッシュレス決済の現在地】

2025年4月30日に「LINE Pay」がサービス終了を迎え、実質的に「PayPay」へと一本化されるそうです。そんな背景もあって、今季の冬〜春は、スマホ決済(コード決済)について見直してみたいタイミングとも言えるでしょう。そんなときに重要になるのが、主要な決済サービスを「どこで使えるか?」ということです。

本稿では、前回(「使いやすいスマホ決済ってどれ? 対応するチャージ方法を比べてみると…」)に引き続き、「PayPay」「楽天ペイ」「d払い」「ay PAY」「メルペイ」「ファミペイ」の6つをピックアップ。それぞれのサービスを“コード決済”や“ネットショッピング”として使用できる店舗・サービスのブランド数を、2025年1月時点で公開されている情報から可能な限りでチェックし、比べてみたいと思います。

 

■「PayPay」は店舗だけでなく、ネットも幅広く対応

まずは、多くの人にとって主要なサービスである思われる「PayPay」から。同サービスが使用できる場所は、かなり多岐に渡ります。

例えば、公式サイトの「PayPayが使えるお店」にあるブランド数の記載をチェックしてみると、実店舗に関してだけでも、以下のように合計400以上の記載があります。なお、一部グループとしてのブランド記載も含まれますし、個人営業の店舗などを含めると、実際の数はさらに多くなるでしょう。

また、多くのネットサービスでの決済が500弱という、かなり多くのブランド数に対応しているのも特徴的です。

▲PayPayは、合計437の主要ブランドの店舗と、498のネットサービスで決済に使えるようだった。カテゴリを細かく分けているなか、店舗では居酒屋や飲食の対応も多く、ネットもAppleのサービスやふるさと納税などが目立つようになっているのが印象的だ

さらに、電力・ガス・水道などの公共料金系の請求書支払い、通信サービス関連や、各種サービスの支払い、納税などにも使えるのがポイントです。ここら辺を含めると情報量が多すぎて、ひとつの記事にまとめるのは難しそうなので細部は割愛します。

 

■「楽天ペイ」は店舗が中心

続いて、楽天ペイを使える場所をチェックしてみましょう。まず実店舗の「使えるお店」として記載されているブランドの記載数は、合計で700を超えます。こちらもかなり多いですね。

一方、ネット上の決済で対応している「使えるサイト」として記載されているブランドの数は124。実店舗数と比べると、グッと少なくなりました。

▲数字を見ると、楽天ペイはスーパーマーケットや百貨店・モールなどのブランド数が多いのがわかる。ただ、カテゴリの分類が少ないゆえに数値が増えている側面もあるかもしれない

また、楽天ペイも電気・水道・ガスなどの公共料金、納税などの支払いに使用できます。

 

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