気付いたらkobo発売日を迎えてて結局買ってないんですが,買わなくて良かったなぁというお話.(ちなみに自分の立ち位置はKindle4やSony Readerは所持してて,楽天koboにも期待してた人です)
電子書籍リーダー選択の重要要素として,ストアの存在が挙げられますが,この出来が酷すぎでした.Readerストアも大概でしたが,まさかその比ではないとは.
実際に楽天koboのサイトを眺めつつ,お読み下さい.
一覧性がなさ過ぎる
第一に洋書のノイズが多すぎます.在庫のほとんどが洋書なのに,和書と切り分けられていないので日本語の本がまともに探せません.
さらに,ジャンル分けもおかしすぎです.例えばラノベのみの一覧を呼ぼうとする際,『コミック・グラフィックノベル』と『小説(若者向け)』が同階層に存在しています.また,先ほどそれとは別に『小説・文学』の下に『Light Novel』が生成されました.基幹部分なのにリアルタイムで迷走してるのがわかります.(ラノベやらBLが最上位に来ている割りきった楽天ブックス仕様のままでいいのに・・・・・・)
そして何より,大きめのサムネイルによる1ページ10冊表示で,ナビゲーションも不親切な一覧ページが致命的です.もちろん,半分以上が洋書で埋め尽くされてるのがザラです.書名ソートなんてした日には和書領域へ到達するのすら絶望的です.
検索が効かない
タグが少なく,検索ブレを許容しないシステムなのに,電子化されてるかどうかがわからない本を探す場合,検索のしかたが悪いのか,電子化されていないのかが確認できず発狂しますね.
そういう意味では改めてAmazonの優秀さがわかりますわ.
Kindleだと,通常の紙ページに飛んで電子版がある場合はワンクリックで買えるので,売ってるか売ってないかが一目瞭然なわけです.
品揃え
せっかく日本語圏の楽天が開いたストアなのに,和書に関しては電子書籍化の権利処理が済んでるであろう他のストアでも売ってるラインナップがほとんどです.kobo独占&先行配信コーナーが8冊しかないのはウケ狙いですか?
日本語は3万冊(ただし無料分が1万冊)って時点で既存ストアより劣っているのはわかってたんですけどね.
なまじぱっと見は使いやすそうなシンプルなストアになってるだけに,何故ここまでクソな状態でリリースしちゃったのかが謎すぎます.koboとしてのノウハウがあり,電子書籍ストアとしては後発なのにこの有様だと,当面は期待できないなぁというのが個人的印象です.やっぱりKindleさんの到来を待つしか無いんですかねぇ.