高齢の親や伴侶などを亡くした遺族らが、故人のスマートフォンやパソコンに残された個人情報「デジタル遺品」の扱いに頭を悩ませている。衛星放送やクレジットカードの請求書などの電子化が進み、故人が交わした契約内容や設定したパスワードの確認・変更の仕方が分からないからだ。高齢化が進み、デジタル遺品の対応を考える「デジタル終活」は全国的にも始まったばかりだけに、国民生活センターは注意を呼びかけている。
「亡くなった夫が衛星放送を契約していた。視聴を続けたいが、どうしたらいいのか」。札幌市の行政書士塩崎由花里さん(61)は数年前、高齢女性から相談された。契約内容や利用明細は郵送で届いていなかった。...
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