「やけくそハンバーグ」に取材殺到
こんにちは、ちみをです。先日、私のつぶやいたこんなツイートが大いにバズりまして。
「なんか終わった」ってお気持ちの時には、パックの合い挽き肉に塩胡椒してそのまま両面強火で焼くだけの「やけくそハンバーグ」がオススメ。よくわかんないけど機嫌が良くなります。チーズ乗せるとなお良し pic.twitter.com/xYeP9bmfGH
— ちみを(グルメアカウント) (@chimiwo) 2021年3月21日
沢山のリアクションと「実際に作りました」のご報告(これが嬉しい)、またTV番組やWEB等多数のメディア様から取材依頼を頂戴する事態に。
特に『ノンストップ!』(フジテレビ系列)でのバナナマン設楽さんとやけくそハンバーグの共演は胸が熱くなりました。
やはり、見た目やネーミングのワイルドさに加え、準備も手順もこれ以上ないズボラで簡便なところがご好評の理由かと思っております。
あらためて作り方をおさらいしておきますと、こんな感じです。
「やけくそハンバーグ」の作り方
【材料】
- 合い挽き肉 200gくらい(いっぺんにひっくり返せる量であればいくらでも)
- 塩コショウ 適量
- 油 適量
【作り方】
1.パックに入っている合い挽き肉を混ぜ合わせたりせず、そのまま上から塩コショウし、フライパンに乗せて強めの火力で両面焼く
▼完成! お好みでチーズをのせるとなお良し
コツは、フライ返し等で押し付け、肉を薄くしながら焼くこと。これでよく火が通ります(生焼け注意!)。
フチも押し付けてあげると型崩れしづらくなりますが、別にしなくても食べられます。
あとけっこう油が出るのでキッチンペーパー等でふき取ってあげるとキッチンが汚れずに済みますが、汚れてもいいという人は別に不要です。
だって「やけくそ」がコンセプトですから、このくらいズボラで良いじゃないですか。
そんな「やけくそハンバーグ」ですが、実はほかにもズボラ極まる「やけくそメニュー」がありまして。
そんなわけで、今回は以下の
- やけくそ親子丼
- やけくそ煮魚
- やけくそペペロンチーノ
この3点をご紹介したいと思います。
「やけくそ親子丼」の作り方
【材料】
- 焼き鳥の缶詰 1缶(タレ味)
- 卵 1個
- 水、めんつゆ(2倍濃縮) 各大さじ1
- ご飯 茶碗1杯くらい
【作り方】
1.焼き鳥の缶詰、卵、水、めんつゆをレンジOKの器に入れて混ぜる
2.ラップしてレンジで600Wで1分30秒ほど加熱したら、ご飯に盛り付ける
▼完成!
別にレンジでいいじゃん事案です。
鶏肉を調理する工程やフライパン等の洗い物を省略したズボラレシピ、面倒なので野菜を入れるのもやめました。
市販の焼き鳥の缶詰1つで茶碗1杯分のご飯にピッタリの量。鶏とタレのうま味が卵と絡んで良い仕事してますね。
混ぜてチンするだけなので、調理時間はカップラーメンより早い亜光速メニューです。
ちなみに、蒲焼の缶詰で作っても美味しいです(写真はニシンの蒲焼の缶詰で作成)。
「やけくそ煮魚」の作り方
【材料】
- ブリ 2切れ(200g程度)
- めんつゆ(2倍濃縮) 大さじ3
- 水 100ml
- 生姜 チューブ7cm程度
【作り方】
1.レンジOKの器に材料をすべて入れる
2.ラップしてレンジで600W、4分加熱
▼完成!
▼ふっくら!
これも極限までミニマルにそぎ落とした「煮魚って、これでよかったのか……」レシピです。またも電子レンジ事案です。
味付けもまた便利なめんつゆで逃げていますが、塩味も甘味もうま味もしっかりあるので五味の構成としてはこれで必要十分です。
煮魚固有の問題として「臭み」があり、一般には熱湯をかける等の処理をするようですが「少し多めに生姜を入れる」という方法で胡麻化しています。というか私はこれだけでぜんぜん気になりません。
コツとしてはレンジ加熱の際の爆発防止のため皮に切れ目を入れる(キッチンばさみでOK)、また使用する容器は写真のように切り身が浸かる深さのものがベターです。
そして最後は……。
「やけくそペペロンチーノ」の作り方
またしても電子レンジメニューですが、非常に便利なこいつを使います
▼レンジパスタ容器
【材料】
- パスタ 100g
- ベーコン 40g位
- 塩 小さじ1/2
- 胡椒 少々
- オリーブオイル 大さじ1/2
- ニンニク チューブ5cm程度
- 鷹の爪 1本
- 水 250ml
【作り方】
1.材料すべてを容器に入れます
2.600Wでパスタの茹で時間+2分加熱する(今回は7分+2分=9分加熱)
▼完成!
▼ちゃんとパスタ! よく混ぜて食べよう
ズボラを通りすぎて「如何にミニマルな構成にできるか」大会になってきました。
また電子レンジかという話ではありますが、火を使わないこと、また容器直で食べられることで洗い物がほとんど出ません。容器と箸だけ。
ベーコンはすでに切れているものを使い、野菜は一切入れないことに振り切って包丁レスを実現。
また水の量と加熱時間は試行錯誤の末、この量、時間に落ち着きました。
お試しの際は同じくらいの茹で時間のパスタでトライされることをオススメします。
まとめ「レンジは偉大」
さて今回の3点、すべてレンジ料理というズボラぶりでしたが、どれもやけくそ感が溢れていて良かったのではないでしょうか。自画自賛。
レンジ調理ばかりですが、なんといっても洗い物が少なくすみます。加熱した容器で直で食べてしまえば洗い物はさらに減ります。これは一人暮らしには非常に重要なポイントだと思います。
とはいえ、今回のレシピはズボラだやけくそだと言いながら手間や材料を少しでも減らすべく何回も試作を繰り返して綿密に作りこんでおり、パズルゲームでもやっているような気分でした。
どれも「あああーーーー!!!!! っっーーー!!! っああっっっっっ」というやさぐれた気分のときでもギリギリ作れる優れたレシピだと思いますので、ぜひ皆さんもご活用ください。