こんにちは、料理ブロガーの山本リコピンです。
ピリッと舌がしびれるような辛さが特徴の香辛料、中国産山椒の花椒。ここ最近は、そのしびれる辛さがブームとなり、“シビ辛”な料理もよく見かけるようになりました。スーパーでも、パウダータイプからホールタイプまで気軽に買えるようになり、その知名度は一気にアップしたように思います。
今回は花椒と相性抜群の白すりごまをたっぷりと使い、ビールが止まらなくなる担々風味の豚肉炒めをご紹介します。ではでは、早速レシピです。
山本リコピンの「花椒豚」
【材料】1~2人分
- 豚こま切れ肉 200g
- 長ねぎ 10㎝分
- 豆板醤 小さじ1/2
- ごま油 小さじ1
- 花椒(パウダータイプ) お好み量
- ラー油 お好みで適量
(A)
- 酒 大さじ1
- 片栗粉 小さじ1
- 塩 少々
(B)
- 白すりごま 大さじ3
- すりおろしにんにく 小さじ1/2
- 酒、みりん、みそ 各大さじ1
- しょうゆ 小さじ1
作り方
1. 豚肉は食べやすく切って(A)を揉みこむ。長ねぎはみじん切りにする。
肉に片栗粉を揉みこんでおくことで、炒める際に調味料が肉にうまく絡みついてくれます。
2. (B)はよく混ぜておく。
3. フライパンに中火でごま油を熱し、豆板醤を香りが出るまで炒めたら、1の豚肉を加えて火が通るまで炒める。
豆板醤がなければ、風味は劣りますが一味唐辛子でもOKです。その場合はごま油で炒めず、この後の4で(B)と一緒にお好みの量を加えてください。
4. 3に(B)を加えてこんがり色がつくまで炒めたら、花椒をお好みの量加え、さっと炒める。
花椒を加えてから炒めすぎると香りが飛んでしまうので、仕上げにさっと加えて炒める程度に。
5. 4をお皿に盛り、1の長ねぎをちらし、さらに花椒をまぶし、お好みでラー油をたらす。
仕上げの花椒とラー油はお好みで。シビ辛度が足りなければ、後がけ&後まぶしで調整して下さい。
花椒は思い切って多めに
花椒は思い切って多めに振り、ぜひしびれるような“シビ辛”の「花椒豚」を楽しんでみてください。ビールが恐ろしいほどにすすむので、値段を気にせず済むお安めの発泡酒を合わせて、いろいろ嬉しい家飲みを。しいたけやタケノコなどを加えても美味しいです。
それからこの花椒豚、白いごはんの上にのせれば担々丼。鶏だしのシンプルなラーメンの上にのせ、
混ぜながら食べると担々麺風になり、こちらもおすすめです。
ホールタイプの花椒は、漬け物に使ったり、煮込み料理で加熱して香りを出すと良いです。また、パウダータイプは粉末状のため香りが強いので、炒め物に使ったり、料理の仕上げに振ると良いです。
花椒を買ってみようかなあと思ったら、まずはパウダータイプから試してみるのが良いと思います。いつもの野菜炒めにひと振り、漬け物にひと振りしてみると、一気に中華風味が広がります。ラー油とセットで使うと、より本格的な味わいですよ。
※記事初出時、特定の製品と判別できる画像を記事中で使用したことにより商品広告と誤解される内容となっていたため、該当画像の差し替えとタイトルの一部の表現を修正しております。大変申し訳ございませんでした。(2019/11/13)
作った人:山本リコピン
料理ブロガー、フードコーディネーター。簡単&手軽に作れて見栄えのする料理レシピを公開しているブログ『日々のごはんとおやつのネタ帳』を運営。日々のごはんや、おつまみ、こどものごはん、おやつ、おもてなしなど、ジャンルも幅広く、雑誌や企業へのレシピ提供も行う。『山本リコピンのちゃちゃっとかわいい毎日おかず』(主婦と生活社)、『ごはんがすすむ!!!山本リコピンのうちごはん』(ワニブックス)が発売中。
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