NTTドコモの「ARROWS X LTE F-05D」(富士通製)と、auの「ARROWS Z ISW11F」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製)が12月17日に発売された。
2モデルとも、富士通の「ARROWS」ブランドの最新スマートフォン。ARROWS X LTEはXi、ARROWS ZはWiMAXを搭載しながら、ワンセグ、赤外線通信、FeliCa、防水に対応するなど高いスペックが特長だ。ドコモとauの冬商戦期におけるフラグシップモデルでもあり、奇しくも(?)同日発売となった。特にARROWS Zは当初は「11月下旬以降」の発売とされていたが、12月になっても正式な発売日がアナウンスされず、やきもきする人も多かっただろう。
発売日の17日に都内の量販店に足を運んだところ、ARROWS X LTEは約3000もの予約が集まり、初回入荷は500台ほどだという。「予約をしたすべての方に年内にお渡しするのも厳しいかもしれない」(店員)とのこと。発表から日が空いたことも、予約増に拍車をかけたようだ。
auコーナーでは「申し訳ございません。ARROWS Zはご予約分のみとなり、当日販売分はございません。尚、ご予約はお受付しております」との告知を見かけた店舗もあった。この店舗では発売日の入荷は100台ほどで、発売までに約140人の予約があったという。当然、予約なしで来店しても当日には購入はできない。「auのAndroid端末で当日販売分がないのは初めて。iPhone 4Sでさえ発売日にフリー在庫があったのに(入荷台数が多かったのかもしれないが)……」と店員は話していた。別の店舗でも予約数が初回入荷分をオーバーしており、「年内に(予約した人すべてに)お渡しできるかどうか……」(店員)とのこと。ちなみに筆者は発売3日前にARROWS Zを量販店で予約し、「(入荷数が分からないので)発売日にお渡しできるかは分からない」と言われたが、何とか発売日に入手できた。
端末価格(新規一括)は、ARROWS X LTEが6万480円、ARROWS Zが7万3680円。月々サポートと毎月割適用後の実質負担額はARROWS X LTEが2万7720円、ARROWS Zが2万9280円で、ARROWS Zの方がやや高い。MNPで購入した際の実質負担額は2機種とも1万円前半だ。
頭金 | 24回払い | 一括払い | 月々サポート | 実質負担額 | |
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新規契約 | 0円 | 2520円 | 6万480円 | 1365円 | 2万7720円 |
機種変更(Xi、FOMAから) | 0円 | 2520円 | 6万480円 | 1365円 | 2万7720円 |
機種変更(ムーバから) | 0円 | 1365円 | 3万2760円 | 1365円 | 0円 |
MNP | 0円 | 1863円(初回1881円) | 4万4730円 | 1365円 | 1万2468円 |
※価格は店舗指定のオプションに加入した場合。 |
頭金 | 24回払い | 一括払い | 毎月割 | 実質負担額 | |
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新規契約 | 0円 | 3070円 | 7万3680円 | 1850円 | 2万9280円 |
機種変更 | 0円 | 3070円 | 7万3680円 | 1640円 | 3万4320円 |
機種変更(サンクスチェンジ) | 0円 | 2851円(初回2857円) | 6万8430円 | 1640円 | 2万9070円 |
MNP | 0円 | 2413円(初回2431円) | 5万7930円 | 1850円 | 1万3530円 |
※価格は店舗指定のオプションに加入した場合。※サンクスチェンジは、新周波数対応機種に移行した場合に適用される。 |
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