2005年第4四半期、高い技術を持つ米IT労働者の時給は過去最高レベルに達した――米人材派遣会社Yohが2月6日に公表した調査結果により明らかになった。
同社によると、2005年第4四半期は全体的に、前年同期と比べて3.1%時給が高かった。ピークは10月10日から11月6日で、この間の時給は平均30.27ドル、Yoh Index of Technology Wagesは2001年に調査を開始して以来最高の108.37ポイントに達した(2001年1月の指数を100とした場合)。2005年末時のYoh Index of Technology Wagesは106.12ポイントだった。
「2005年は大きな景気の後退も見られたが、IT業界はその強さを示し、雇用市場をプラスの方向に引っ張る力が認められた」とYohの戦略・マーケティング担当副社長ジム・ランザロット氏は発表文で述べている。同氏は、情報セキュリティ専門家、知識のあるERPやインターネットベース技術の専門家、ベビーブーム世代を支援する高度な医療技術へのニーズが高まっていることから、2006年のIT雇用市場とその賃金の見通しについて楽観視しているという。
2005年第4四半期に米国で需要が高かったIT職とその平均時給は以下の通り。
治験担当者(CRA) 38.52ドル
データマネジャー 45.06ドル
CRMプロジェクトマネジャー 62.01ドル
データウェアハウスアーキテクト 69.03ドル
ハードウェア/ファームウェアエンジニア 59.34ドル
.NETデベロッパー 45.77ドル
Oracleデータベース管理者 55.82ドル
プロジェクトマネジャー 57.07ドル
SAPファンクショナルコンサルタント 75.09ドル
上級科学者 43.76ドル
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