iOS 6上で旧バージョンのiOSの地図アプリ(Googleマップ)を再現する――そんな触れ込みで登場した無料アプリ「ClassicMap」が、10月8日の公開から約2日でApp Storeから削除された。開発者の岸川克己さんは「いま電話きてAppleからRemoved From Saleです」とTwitterで報告している。
岸川さんはiPhoneアプリプログラミング関連の著書もある開発者。Appleから電話があり、削除理由として(1)“Googleマップが戻ってきた”というApp Store上の説明文がユーザーの誤解を招くこと、(2)Googleの地図をスクレイピング(必要なデータだけを抽出)していることを説明されたという。岸川さんによると厳密にはスクレイピングではないが、Appleの意向を了承。「Appleの対応は非常に丁寧で、理不尽なものではまったくありませんでした」とツイートしている。
ClassicMapは、iOS 5以前の標準マップをiOS 6上で“再現”するアプリとして登場。正しく地名が表示されないなどの不具合が報告されているiOS 6の地図アプリの代替として支持を集め、公開後App Storeの無料ダウンロードランキングで1位を獲得していた。
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