「東京に空いた、宇宙の穴」――そんなキャッチコピーの宇宙ミュージアム「TenQ」が東京ドームシティ(東京・文京区)に7月8日オープン。一足早く見学してきました。
東京ドームの隣「黄色いビル」の6階。エントランスにはロケットや人工衛星の模型、宇宙に関する本、囲碁盤などが並び、誰かの部屋のようです。
真っ暗な空間「トンネル0」を抜けた先は、真っ白なキューブが壁面に並ぶ「はじまりの部屋」。古代から現代に至るまでの人類と宇宙の関わりをプロジェクション・マッピングを使って振り返ります。
プラネタリウムのようなナレーションが入るのかと思っていたのですが、全編映像と音楽です。取り囲む壁の映像が切り替わることで、同じ空間が古代遺跡から書斎、宇宙へ目まぐるしく変わっていく没入感があるのが面白かったです。
そして“宇宙の穴”の正体、「シアター宙(そら)」! 直径11メートルの穴をのぞきこむような形で迫力の映像を楽しみます。ディスプレイだってことは分かってるけど吸い込まれそうで怖いくらい……。
ISS(国際宇宙ステーション)から見た地球、ハワイ島マウナロア山の星空、クレーターまでくっきり見える月面の様子――4Kの高精細映像が次々に足元に流れていくのは不思議な浮遊感。宇宙遊泳の感覚が味わえます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR