米Microsoftは10月22日(現地時間)、次期OS「Windows 10」に2段階認証機能を搭載すると発表した。前日リリースしたテクニカルプレビューのアップデートにはまだ搭載されていない。
同社のセキュリティ担当ジェネラルマネジャーを務めるジム・アルコーブ氏によると、この認証システムはOSと端末自体に組み込まれており、他にコードを生成するためのハードウェアなどは必要としないという。前日米Googleが発表したGoogleサービスの2段階認証はUSBキーを必要とする。
Windows 10の2段階認証の1つ目は端末自体で、2つ目はPINコード、あるいは指紋になる。ユーザーはWindowsにログインするすべての端末を登録することもできるが、例えば1台のスマートフォンを登録しておけば、そのスマートフォンとBluetoothあるいはWi-Fiで接続した端末からログインできる。
つまり、PINコードあるいは指紋を登録した指と、登録済み端末の両方を盗まれない限り、自分以外がサービスにログインすることはできないことになる。
アルコーブ氏は「これはビジネスとコンシューマーの双方にとっての利益を提供するソリューションだ」と語っているので、(MicrosoftはまだWindows 10のラインアップについて発表していないが)一般ユーザー向けエディションにもこの機能が搭載されると考えてよさそうだ。
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