米Microsoftと米Dropboxは4月9日(現地時間)、Webブラウザで使えるOffice「Office Online」とクラウドストレージ「Dropbox」を統合したと発表した。
同日から、Office Onlineで作成・編集したファイルをDropboxに直接保存したり、Dropbox上のOffice文書を直接Office Onlineで開けるようになった。扱えるファイルはWord(.docx)、Excel(.xlsx)、PowerPoint(.pptx)。
両社は昨年11月に戦略的提携を発表し、同月まずはモバイル版Office(Office for iPad、AndroidおよびiPhone版「Office Mobile」)を統合した。
Office Onlineを開くと、以下のような告知が表示される。モバイル版Officeで既にDropboxを利用している場合は「OK」をクリックして先に進めばいい。
Office Onlineの左カラム下にある「場所の追加」に「Dropbox」が表示されるので、これにチェックを入れると「場所の追加」の上に「Dropboxから開く」が追加され、これをクリックすると「Dropbox Chooser」ウィンドウが開き、ここからファイルを開ける。
一方、Dropbox上のOfficeファイルを(この機能が有効になってから初めて)クリックすると以下のような告知が表示され、「開く」をクリックするとOffice OnlineとDropboxの接続を許可するよう求められる。
この機能は、企業向けアカウントの「Dropbox for Business」と「Office 365」でも利用できる。
なお、今のところこの統合機能では文書のリアルタイムでの共同編集はできず、同じファイルを他のユーザーが編集・保存した場合は通知が届く。
Dropboxによると、日本におけるDropboxのユーザー数(個人・ビジネス含む)は約1000万人。Officeとの統合でさらにユーザーが増えそうだ。
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