米Twitterは2月7日(現地時間)、新たな3つのいじめ対策を発表した。同社のサービスは匿名で利用できるため、いじめ問題が後を絶たず、ジャック・ドーシーCEOは昨年末、2017年に取り組む最重要課題の1つとしていじめ対策の強化を約束した。
Twitterはスパムや攻撃的なツイートなど、Twitterルールに反する行為をするユーザーのアカウントを一時的あるいは恒久的に凍結する。それでも別のメールアドレスを使うなどして同じユーザーが新たなアカウントを作成することがあるが、これを阻止する対策を強化する。
具体的な方法は公表されていない(公表すればその裏をかこうとするユーザーに利するだろう)が、Twitterの広報担当者は米Recodeに対し、人間と機械学習の両方を使って対処すると語った。
検索結果に問題がありそうなコンテンツやユーザーがミュート/ブロックしたアカウントによるツイートを表示させない“セーフサーチ”を導入する。
セーフサーチは初期設定で有効になっているが、無効にもできる。デスクトップの場合は、検索結果ページの右上にある[・・・]をクリックして表示されるメニューで「セーフサーチ設定」を選択し、表示される画面で「不適切な内容を含むものを表示しない」と「ブロックしているアカウントとミュートしているアカウントを除外」のチェックをオフにすれば無効になる。
会話中に紛れ込む悪口や“低品質な”リプライを非表示にする。これにより、より関連性の高い会話を表示するようになるとTwitterは説明する。
問題のあるリプライが含まれる場合は会話のスレッドに「より関連性の低いリプライを表示する」と表示され、これをクリック(タップ)すると問題のあるリプライも表示できる。
この機能は、向う数週間中に“ローリングアウト”していく。
Twitterは今後も継続的に改善を進めていくとしている。
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