人気ポッドキャストAccidental Tech Podcastのエピソード「317: WE’RE CUSTOMERS TOO」にAppleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントのフィル・シラー氏が出演し、WWDCに直接参加できない開発者がWWDCコンテンツによりアクセスしやすくするため、Appleが取り組んでいる方法について語っている。
WWDCは、5000人を超える開発者と1000人を超えるAppleのエンジニアが参加していて、長年にわたり、マーケティング担当者、ビジネス担当者、その他の種類のプレゼンテーションを要望されているが、WWDCの最大の利点は「エンジニアからエンジニアへ」であり、これに代わるものはないと語っている。
開発者が新しい機能やテクノロジーをすばやく利用して採用し、フィードバックを得られるようにしたいと考えていて、Appleは常にこの課題に取り組んでいる。基調講演だけでなく、他のイベントもできるだけ多くの人々に配信できるようにしている。
ライブストリームをできるだけ多くのプラットフォームで利用できるようにするのもその一環で、Appleはビデオオンデマンドですばやく立ち上げ、投稿する時間を短縮するために毎年努力しているとシラー氏。
Appleは常に小規模で独立系デベロッパーのことを考えており、これは開発者リレーションチームの多くが熱意を持って取り組んでいる。Appleが始めたコア原則の1つは、あらゆる規模の開発者に向けてアクセスとテクノロジーをどのように開放するかだった。
App Storeより以前はパートナーシップに依存していた。大手開発者はほとんどのリソースを手に入れていることができたが、中小規模のデベロッパーはそうではなかった。App Storeは、設計上、あらゆる規模の開発者にとってはるかにオープンであると説明している。
App Storeへのトラフィックは1週間に約5億人で、そのトラフィックのサイズは信じられないほど。Appleは、これらすべてのユーザーに届けられるよう、前面に開発者を押し出そうとしていると話す。
Macworld Expo New York '99において、iBookとAirMacワイヤレスネットワーク製品を紹介するために、シラー氏はiBookを持って、ステージ上に作られた高い台から飛び降りたエピソードを笑いながら話し、もうAirMacを製造していないので、こうした苦労はしなくていいんだと話している。このときに「ジャンプ!」と命じたのはスティーブ・ジョブズ氏である。
ポッドキャストの中でシラー氏は、好きな車の話しや弁当についてまで、様々なことについて語っている。
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