シャープは12月1日、1カ月分の不織布マスクを利用者宅へ定期的に届ける「マスク定期便サービス」を発表した。マスク抽選販売も継続し、2箱同時に購入すると1箱あたり2750円(税、送料込)に価格を引き下げる。
マスク定期便は、不織布マスクが30枚入った箱を毎月ポストまで届けるサービス。成人男性向けの「ふつうサイズ」と女性や子ども向けの「小さめサイズ」の2コースがあり、申し込めば誰でも加入できる。契約期間なども設定せず、いつでも解約できるという。
料金は両コースとも1カ月(30枚)1650円(税、送料込)。マスクの単価は55円と抽選販売で2箱同時購入するときと同額に設定した。
シャープは12月1日からECサイト「COCORO STORE」でマスク定期便の申込受付を始めた。「1日1枚、安心、安全の日本製不織布マスクを確実に提供する。一度手続きを行えば継続的にマスクが手元に届く。ポスト投函型のため対面の必要もない」としている。
シャープはマスク不足が深刻になった今年3月に政府の要請を受けてマスク生産を始めた。当初は1日15万枚だった生産量も現在は60万枚以上まで増強。ただし、海外からの供給が復活した今となっては抽選販売の1箱50枚入り3278円(税、送料込)には割高感もあり、11月の抽選販売では新規申し込みが1万件前後で推移していた(ふつうサイズ)。
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