ヤフーは2月15日、ヘアスタイル検索サービス「Yahoo! BEAUTY」に独自の画像認識AIを使った新機能を導入したと発表した。ユーザーの好みに合うヘアスタイル画像の表示精度がアップしたという。
入力した名称のヘアスタイル画像を表示するもの。従来は画像に付けられたハッシュタグを基準に類似画像を表示する仕組みだった。
新機能ではAIがヘアスタイルの特徴と髪の毛の色を識別し、類似画像を表示する方式に変更。識別方法には画像認識で精度が高い学習手法とされる「Convolutional Neural Network」(CNN)を採用した。
ヤフーによると、学習対象は「ショート」「セミロング」といった髪の長さ、 「マッシュ」「ひし形」などの髪形のシルエット、「ワンカールパーマ」「外ハネ」のような毛先の動き、「クール」「ガーリー」といったヘアスタイルへの印象に至るものまで多岐にわたるという。
類似画像の基準となるハッシュタグは、画像を投稿するスタイリストがつける仕組みだったことから、これまでは類似画像とはいえない画像が表示されることがあったという。
ヤフーの担当者は「(ヘアスタイル検索サービスは)画像検索が肝になるため、類似画像の表示精度を上げることが必要だった」と導入の経緯を説明。画像認識AIの導入後のテストでは、ユーザーの画像クリック率が従来と比較して13%アップしたという。
Yahoo! BEAUTYはユーザーの好みのヘアスタイル画像からスタイリストを探すサービスとして2019年12月にスタートした。
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