暖かくなってきたので家の片付けをしていたら、こんなものが出てきた。
Appleの「QuickTake」には2つの意味がある。現在では、QuickTakeといえば、iPhoneの純正カメラアプリで写真モードになっているときに、○(白い丸)のシャッターボタンを長押しするか、右にスライドさせるとビデオ撮影を開始できる機能を指す。長押しの場合には離すと止まるが、右スライドだと離しても撮影は続く。スチルとムービーを簡単な操作で行き来できる。
iOS 13からiPhone XS、iPhone XR以降に追加されたこの機能を、AppleはQuickTakeと呼んでいる。QuickにTake a Photo/Movieということなので、QuickTakeというのはストレートすぎるネーミングだ。覚えておいて損はない便利な機能だ。
さらに、iOS 14からは物理ボタンでも可能になっている。音量ボタンのどちらかを長押しするだけでQuickTakeビデオを撮影できる。
もう1つのQuickTakeは、20世紀に存在したカメラのことだ。
Apple初のカメラ「QuickTake」は、1994年から97年までの4年間だけ存在した。「QuickTake 100」「QuickTake 150」「QuickTake 200」の3つのモデルがあり、最初の2つはコダックとチノンとの共同開発で、最後のQuickTake 200だけが富士写真フイルムとAppleによる共同開発。見つけたのはこれだ。
1995年に発売された後継機QuickTake 150は、単に記録枚数が2倍になっただけ、とWikipediaには記載されているが実際には異なる。MacUserの記事によれば、クローズアップレンズが付属してファインダーの解像度も上がっているなどさらに違いがある。
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