NTTドコモが9月8日、Samsung電子製のAndroidタブレット「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」を発表した。10月上旬の発売を予定している。
SC-01Dは、グローバルで発表された「GALAXY Tab 10.1」のドコモ向けモデル。ドコモの次世代高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」に対応し、下り最大37.5Mbps、上り最大12.5Mbps(一部の屋内施設では下り最大75Mbps、上り最大25Mbps)の通信が可能。OSはAndroid 3.2で、製品名のとおり10.1インチのワイドXGA(1280×800ピクセル)ディスプレイを装備している。約8.6ミリというスリムなボディながら、7000mAhという大容量のバッテリーを搭載したのも特徴の1つ。有効約320万画素CMOSのアウトカメラのほか、有効約220万CMOSのインカメラも備えており、ビデオチャットなどにも活用できる。
プロセッサーはQualcommの1.5GHzのデュアルコアで、Xiの高速通信とあわせてスムーズにブラウザやアプリを利用できる。SC-01DをWi-Fiルーターとして利用できるテザリングにも対応しており、USB接続でデータ通信をすることも可能。また「All Share」アプリでは、DLNA対応機器と画像や音楽を共有できる。Bluetooth(3.0+EDR)対応のマウスやキーボードを接続することで、SC-01Dをポインタで操作したりキーボードで文字入力したりできる。別売のHDMI変換ケーブル「SC02」でSC-01Dと対応機器に接続すれば、SC-01Dのコンテンツをテレビなどに出力して楽しめる。
UI(ユーザーインタフェース)にはSamsung電子独自の「Touch Wiz」を採用し、天気予報やピクチャーフレームなどオリジナルのウィジェットをプリセット。ウィジェットの情報がリアルタイムに更新され、サイズの変更もできる。さらに、アプリの利用中にカレンダーやメモなど他のアプリを起動できる「Mini Apps」も備えている。
spモードはもちろん、Android 3.1/3.2向けのアプリを紹介するタブレット向け「ドコモマーケット」や、「BeeTV」「2Dfacto」「ドコモ地図ナビ」などドコモのタブレット向けサービスも利用できる。通話はできないが、SMSは利用可能。エリアメールにも対応している。このほか、Word/Excel/PowerPoint/PDFなどを大画面で閲覧・編集できる「Polaris Office」をプリインストールしており、ビジネスシーンでも活用できる。
機種名 | GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D |
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OS | Android 3.2 |
CPU | Qualcomm Snapdragon APQ8060/MDM9200(1.5GHzデュアルコア) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約257×175×8.6ミリ |
重さ | 約565グラム |
連続通話時間 | 未定 |
連続待受時間 | 未定 |
アウトカメラ | 有効約320万画素CMOS |
インカメラ | 有効約220万画素CMOS |
外部メモリ | microSD/microSDHC/SD(最大32Gバイト) |
ディスプレイ | 約10.1インチワイドXGA(1280×800ピクセル)TFT液晶、1677万7216色 |
ボディカラー | Pure White |
主な機能 | spモード、spモードメール、電話帳バックアップ(発売後対応予定)、GPS、ドコモ地図ナビ、ドコモマーケット、ミュージックプレーヤー、WORLD WING(3G)、エリアメール、eトリセツ、Bluetooth(3.0+EDR)、無線LAN、FOMAハイスピード(下り最大14Mbps/上り最大5.7Mbps)、テザリング ほか |
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