2021年度にスタートしたGIGAスクール構想──実は、それより前から教育にITを取り入れようと、まい進していたのが内田洋行(東京都中央区)だ。Windows 95で世間が沸いた翌年の1996年に始まった「NEW EDUCATION EXPO」も、2024年で29回目を迎えた。
今回は、6月6〜8日にかけて開催された同イベントの模様をレポートする。前編ではハードウェアの話題を中心にお届けしたが、今回はソリューションに注目して紹介していきたい。
カシオ計算機では、小中学校にも展開しているICT学習アプリ「ClassPad.net」と、グループ企業になったリブリーのデジタル教材プラットフォーム「Libry」を展示していた。
ClassPad.netはペーパーレスで児童・生徒に課題の配布から提出までを行える授業支援機能ソリューションだ。児童・生徒は課題を提出するだけでなく、自由にノートを作成したり、作成したノートに付箋を付けたりして、奥行きのある学びを得られるとしている。
カシオ計算機ならではともいえるのが、電子辞書コンテンツ「EX-Word」を利用できることだ。学習中に分からないことが出てきたときに、わざわざ紙の辞書を引いたり、電子辞書端末を隣に並べたりすることなく、全てがClassPad.net内で完結する。引いた内容をそのまま付箋に貼り付けて何度も見返すこともできる。
Libryにはデジタルで配信された教材や課題に直接書き込む機能はない。問題集を開くイメージで配信された教材を端末で開き、ノートにペンで書き込んで答えていく。解き終わってから解答をLibryで確認し、自己採点したその結果を教師に送信するという流れになっている。教材配信と学習履歴管理を1つのツールで行えるといったイメージだ。
教師側では児童・生徒各人のどこが弱いのかを学習履歴から確認できるため、個別指導しやすいというメリットがある。リブリーの担当者は「せっかくグループに加われたので、ゆくゆくは、書き込みできるよう、カシオ計算機のClassPad.netで展開していきたい」と語っていた。
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