dynabookの主力機が基本システムを一新――「dynabook TX」:2010年PC春モデル
16型ワイド液晶を搭載する東芝の主力機「dynabook TX」は、CPUにCore i3-330Mを採用した。
最新システムに生まれ変わったスタンダードノートPC
1366×768ドット表示の16型ワイド液晶ディスプレイを搭載する「dynabook TX」シリーズは、2009年秋冬モデルのボディを引き継ぎつつ、内部システムを一新した。ラインアップは全4モデルで、Office2007+PowerPointが付属する「TX/66PLWH」が17万円前後、カラーバリエーションの下位3モデル「TX/66LWH」(リュクスホワイト)、「TX/66LBL」(プレシャスブラック)/「TX/66LPK」(スウィートピンク)が16万円台半ばとなっている。いずれも1月下旬より発売される予定だ。
2009年春モデルのポイントは、32ナノ世代のCore i3-330M(2.13GHz)とIntel HM55 Expressチップセットを組み合わせた最新システムを採用した点だ。基本スペックは全モデル共通で、メモリが4Gバイト(DDR-1066)、HDDが500Gバイト、光学ドライブとしてDVDスーパーマルチ機能付きのBlu-ray Discドライブを搭載する。グラフィックス機能はCPUパッケージに統合されたGPUコアを利用する仕様だ。
インタフェースは、ExpressCardスロット(/34/54対応)とメモリカードスロット(SD/SDHC/xD/MMC/MS/MS PRO対応)、HDMI出力、eSATA、USB 2.0×4(うち1つはeSATA共用)など。ネットワーク機能としてギガビットLANとIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANを備える。本体サイズは約384.0(幅)×259(奥行)×36.5〜41(高さ)ミリ、重量約3キロ。オフィススイートとしてOffice Personal 2007を付属する(最上位のTX/66PLWHはPowerPointも付属)。OSは32ビット版と64ビット版を選択できるセレクタブルのWindows 7 Home Premiumだ。
dynabook TXシリーズの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売価格 |
dynabook TX | TX/66PLWH | 2スピンドル | フルモデルチェンジ | Core i3-330M(2.13GHz) | 4096MB(DDR3-1066) | 500GB | 32/64ビット版Windows 7 Home Premium | 17万円前後 |
TX/66LWH | 2スピンドル | フルモデルチェンジ | Core i3-330M(2.13GHz) | 4096MB(DDR3-1066) | 500GB | 32/64ビット版Windows 7 Home Premium | 16万円台半ば | |
TX/66LBL | 2スピンドル | フルモデルチェンジ | Core i3-330M(2.13GHz) | 4096MB(DDR3-1066) | 500GB | 32/64ビット版Windows 7 Home Premium | 16万円台半ば | |
TX/66LPK | 2スピンドル | フルモデルチェンジ | Core i3-330M(2.13GHz) | 4096MB(DDR3-1066) | 500GB | 32/64ビット版Windows 7 Home Premium | 16万円台半ば | |
dynabook TXシリーズの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
dynabook TX | TX/66PLWH | 16型ワイド | 1366×768ドット | Intel HM55 Express | Blu-ray Disc(DVDスーパーマルチ機能付き) | CPU統合 | − | 約3キロ |
TX/66LWH | 16型ワイド | 1366×768ドット | Intel HM55 Express | Blu-ray Disc(DVDスーパーマルチ機能付き) | CPU統合 | − | 約3キロ | |
TX/66LBL | 16型ワイド | 1366×768ドット | Intel HM55 Express | Blu-ray Disc(DVDスーパーマルチ機能付き) | CPU統合 | − | 約3キロ | |
TX/66LPK | 16型ワイド | 1366×768ドット | Intel HM55 Express | Blu-ray Disc(DVDスーパーマルチ機能付き) | CPU統合 | − | 約3キロ |
関連キーワード
dynabook | Windows 7 | 64ビット | Windows Vista | 優待 | Core 2 Duo | ExpressCard | IEEE | 東芝 | カラーバリエーション | FeliCa | ハーマンインターナショナル | HDMI
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 特集:2010年PC春モデル 第2世代のWindows 7最新モデル、どれを買う!?
Windows 7搭載PCが最新アーキテクチャでフルモデルチェンジ!! PC各社の新モデル情報が一覧で確認できる!! - 2010年PC春モデル:新型AtomからCore i3/i5搭載ノートPCまで全36モデル――東芝「dynabook/Qosmio」シリーズ
東芝は1月18日、2010年PC春モデルとして「dynabook/Qosmio」シリーズ全36モデルを発表した。インテル最新プラットフォームの採用をはじめ、SpursEngine搭載モデルをボリュームゾーンに投入したのが見どころだ。 - 2010年PC春モデル:高機能AVノートPCを手ごろな価格で――「dynabook Qosmio V」
春モデルの新シリーズ「dynabook Qosmio V」は、地デジチューナーや独自の映像処理エンジン「SpursEngine」、Blu-rayドライブを搭載しながら実売20万円を切る。 - 2010年PC春モデル:最新CPUを搭載した18.4型フラッグシップノート――「Qosmio G65」
18.4型ワイド液晶を搭載する東芝のフラッグシップ地デジノート「Qosmio G」シリーズは、Arrandale世代の基本システムに移行し、基本性能を強化した。 - 2010年PC春モデル:dynabookの主力機が基本システムを一新――「dynabook TX」
16型ワイド液晶を搭載する東芝の主力機「dynabook TX」は、CPUにCore i3-330Mを採用した。 - 2010年PC春モデル:実売14万円台の“お手軽”地デジノートPC――「dynabook TV」
16型ワイド液晶を搭載するシングル地デジモデル「dynabook TV」は、低価格モデルのCPU性能を強化した。 - 2010年PC春モデル:15.6型ワイドのエントリーモデルにもCore i3を搭載――「dynabook EX」
実売12万円台半ばから購入できるエントリーモデル「dynabook EX」は、上位3モデルでCore i3-330Mを採用し、HDD容量を強化した。 - 2010年PC春モデル:Core i3を搭載した高性能コンパクトノートPC――「dynabook CX」
13.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載する2スピンドルノートPC「dynabook CX」は、最新システムを採用した1モデルが投入される。 - 2010年PC春モデル:長時間駆動のCULVノートPCを全8モデルに拡充――「dynabook MX」
“ネットノート”と呼ばれる超低電圧版CPU採用モデル「dynabook MX」シリーズは、ラインアップが8モデルに拡充され、HDD容量も強化された。 - 2010年PC春モデル:新型Atomを採用し、4色のカラバリで展開――「dynabook UX」
東芝のNetbook「dynabook UX」は、CPUに最新のAtom N450を採用し、新しいボディデザインの4色で展開する。 - 2010年PC春モデル:高性能モバイルPCに低価格モデルが登場――「dynabook SS RX2/RX2L」
東芝の高性能モバイルPC「dynabook SS RX」シリーズに、コストパフォーマンスモデルが追加された。実売20万円から。 - 2009年PC秋冬モデル:“ネットノート”やBlu-ray Disc採用モデルなど、東芝がWindows 7搭載PCを公開
Windows 7が発売される10月22日にあわせて、東芝の秋冬モデルも順次投入される。4シリーズでBlu-ray Discドライブを採用したほか、Netbookの次を目指す「dynabook MX」を投入した。 - 2009年PC秋冬モデル:これがNetbookの進化形――写真で見る「dynabook MX」
東芝が“ネットノート”として投入する「dynabook MX」シリーズは、超低電圧版CPUを採用した1スピンドルのスリムノートPCだ。さっそく写真でチェックしていこう。 - 2009年PC秋冬モデル:Netbookを超える性能&長時間駆動の新鋭機――「dynabook MX」
東芝は、Atom以上の性能を持つ超低電圧版CPUを採用したノートPCを、新カテゴリーの“ネットノート”と位置付け、13.3型ワイド/11.6型ワイドクラスに新シリーズを投入した。 - 2009年PC秋冬モデル:人気のNetbookがHDD容量を250Gバイトに――「dynabook UX」
東芝のNetbook「dynabook UX」シリーズは、3色のカラーバリエーションを含む全8モデルがラインアップされる。 - 2009年PC秋冬モデル:13.3型ワイドの高性能コンパクトノート――「dynabook CX」
13.3型ワイド液晶を搭載する「dynabook CX」は、32ビット版のWindows 7 Home Premiumを採用した2モデルが用意される。 - 2009年PC秋冬モデル:東芝dynabookの主力機もBlu-rayを採用――「dynabook TX」
東芝のメインストリームを担う16型ワイドノート「dynabook TX」がボディデザインを一新し、全モデルでBlu-ray Discドライブを採用した。 - 2009年PC秋冬モデル:お手軽地デジノートに低価格モデルを拡充――「dynabook TV」
16型ワイドの地デジ内蔵ノートPC「dynabook TV」にCeleron T3000採用モデルが登場。実売14万円台からとお求めやすくなった。 - 2009年PC秋冬モデル:18.4型フラッグシップノートがついにBlu-rayを搭載――「Qosmio G60」
東芝の旗艦「Qosmio G60」がBru-ray Discドライブを搭載。SpursEngineとの連携によりアップコンバートした映像をBDに書き出すなど、AVノートとしての用途が広がった。 - 2009年PC秋冬モデル:128Gバイトの高速SSDを搭載する12.1型モバイルノート――「dynabook NX」
12.1型ワイド液晶を搭載するコンパクトノートPC「dynabook NX」は、全モデルのメモリ容量を4Gバイトに増やし、基本スペックを強化した。 - 2009年PC秋冬モデル:15.6型ワイドのエントリー機がデザインを一新――「dynabook EX」
dynabookブランドのエントリーモデルに位置付けられる「dynabook EX」は、新デザインのボディを採用し、アスペクト比16:9の15.6型ワイド液晶を採用した。 - 2009年PC秋冬モデル:ゲーマー向け18.4型ワイドノートPC――「dynabook Qosmio GX」
Qosmioシリーズと同じボディを採用するゲーミングモデル「dynabook Qosmio GX」はNVIDIA GeForce GT230Mを採用。グラフィックス機能を強化した。 - 2009年PC秋冬モデル:12.1型の高性能モバイルPCが基本スペックを強化――「dynabook SS RX2」
“モバイルの理想”を追求した「dynabook SS RX2」の秋冬モデルは、メモリ容量を4Gバイトに倍増。OSにはWindows 7 Professionalを採用した。 - 2009年PC夏モデル:「何はなくともキーボード、何がなんでもキーボード」な人のためのNetbook──「dynabook UX」
東芝のNetbook第2弾「dynabook UX」は、とにかく「キーボード」とその使い勝手を工夫したNetbookだ。割り切った機能もあるが、何より操作性が心地よいPCに仕上がっていた。 - 2009年PC夏モデル:速攻フォトレビュー──dynabook UXの“打ち心地”をチェックする
東芝のNetbookが生まれ変わった。dynabookのブランドを付けたあたりにも彼らの“やる気”が感じられる。東芝のNetbookに対する「本気度」を確認してみよう。 - 2009年PC夏モデル:dynabookブランドのNetbook、ようやく登場──「dynabook UX」
東芝は、4月20日に最新のAtomを搭載するNetbook「dynabook UX」を発表した。実売予想価格は6〜7万円前後。4月下旬から出荷を開始する予定だ。 - 2009年PC夏モデル:F50シリーズでもSpurs Engine搭載──「できることが増えた」Qosmio夏モデル発表
東芝ノートPCでフラグシップシリーズとなるQosmioシリーズの2009年夏モデルでは、Spurs Engine搭載モデルが拡大し、機能も強化された。 - YouTubeも超解像に:この価格なら買えるカモ──“SpursEngine”搭載ノートPC「Qosmio F50」の実力は
東芝「Qosmio F50」は、プライベートサイズの15.4型ワイドディスプレイと地デジチューナーとともに、求めやすい価格ながら“SpursEngine”を搭載。YouTube動画も“超解像”化できるようになった。 - 2009年PC夏モデル:64ビット版が選択できる武闘派ノート──「dynabook Qosmio GX/FX」
Qosmioと同じ姿なれど、専用GPUを搭載して3D性能を重視するdynabook Qosmioの夏モデルでは、OSで64ビット版を選択できるようになった。 - 2009年PC夏モデル:SSD搭載の高機能モバイルPCがさらに安く――「dynabook NX」
12.1型ワイドの高機能モバイルPC「dynabook NX」は、SSD搭載モデルの価格を大幅に引き下げてきた。 - 2009年PC夏モデル:CPUがさらに高速に。WANモデルも健在──dynabook SS RX2夏モデル発表
東芝は4月20日にdynabook SS RX2の2009年夏モデルを発表した。薄型軽量のボディはそのままで基本スペックを強化している。出荷開始は5月下旬からの予定。 - 2009年PC夏モデル:実売13万円から購入できる15.4型ワイドのエントリー機――「dynabook EX」
東芝がバリュー価格帯に投入する「dynabook EX」の2009年夏モデルは、CPUやHDDなどの基本機能を強化し、コストパフォーマンスを向上している。 - 2009年PC夏モデル:13.3型ワイドボディに高性能を凝縮――「dynabook CX」
コンパクトノートPC「dynabook CX」の2009年夏モデルは、CPUの違いで差別化した2モデルを用意。それぞれCPUとHDDが強化された。 - 2009年PC夏モデル:コストパフォーマンスを向上したハイスタンダードノートPC――「dynabook TX」
東芝dynabookシリーズで主力を担うハイスタンダードモデル「dynabook TX」は、ミドルレンジモデルを春の最上位モデルと同じ内容にアップデートする一方で、全体的な価格を引き下げている。 - 2009年PC夏モデル:基本スペックを強化したバリューノートPC――「dynabook AX」
アスペクト比16:9の16型ワイド液晶を採用する「dynabook AX」は、今回CPUとHDDを強化してきた。 - 2009年PC夏モデル:64ビット/32ビット、切り替えられる“セレクタブルOS”搭載──「dynabook TX」
東芝は2009年PC夏モデルの第2弾を発表。64ビット版/32ビット版どちらにも切り替えられる“セレクタブルOS”仕様の「dynabook TX」を投入する。Windows 7の優待アップグレードも64ビット/32ビットの双方が適用可能だ。 - 2009年PC夏モデル:dynabookに新シリーズ、手頃な地デジ搭載ノートPC──「dynabook TV」
東芝のスタンダードノートPC“dynabook”に地デジチューナーを内蔵した新シリーズ「dynabook TV」が登場。16型ワイド光沢ディスプレイや高音質スピーカーを備え、価格は18万円半ばから。
関連リンク
- 新プラットフォーム採用機が続々――Windows 7第2世代の2010年PC春モデル
- Windows 7のすべて
- dynabook.com
- 東芝
- 製品最安値比較サイト:ITmedia +D Shopping
- ソフトウェアダウンロード販売サービス:+D Download
- ソフトウェアのライセンスはまとめ買いがお得:LICENSE ONLINE
- デジタルライフに彩りを与える専門ショップ:+D 専門店街
- PCパーツからオシャレなノートPCまで:msi style!
- 欲しかったアレがここにある!:ニーハオ!!上海問屋
- VAIOのことならお任せ!:VAIO LOVERS
- ソニーじゃなきゃもったいない!:SONY LOVERS
- FMVを安く買うならここ!:富士通マニア
- ThinkPadがWeb限定特価:Lenovo media
- デルのお得が毎週更新:DELL evolution
- マウスコンピューターステーション