4年半にわたって約500万円の生活保護費を不正に受給したとして、兵庫県警伊丹署は27日、詐欺の疑いで東京都足立区中央本町3のタクシー運転手の男(56)を逮捕した。
逮捕容疑は2017年5月1日~21年11月2日、交通事故の保険金を受け取っていたにもかかわらず、当時住んでいた伊丹市の福祉事務所に虚偽の申告書を提出し、54回にわたって生活扶助費約500万円をだまし取った疑い。「だますつもりはなかった」と容疑を一部否認している。
伊丹署によると、男は15年に交通事故で骨折するなどのけがを負い、保険金を受け取っていたという。同事務所の職員が受給の事実を確認し、同署に告訴した。