関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)=洲本市出身=は神戸新聞社のインタビューに応じ、国際チャーター便が今春に就航する神戸空港について「関西経済の活性化につながり、瀬戸内など西日本に住む人も便利になる」と期待を示した。2025年2月に神戸で開催する関西財界セミナーについては「防災と減災をテーマに議論が進むだろう」とし、阪神・淡路大震災から30年となる節目の年に、被災地で行う意義を強調した。
松本氏は関西、大阪(伊丹)、神戸空港の役割を官民で話し合う「関西3空港懇談会」の座長として、22年9月の会合で神戸の国際化に道筋をつけた。「関係する自治体の合意形成には、元大阪府知事の松井(一郎)さんがずいぶん助けてくれた」と感謝し、「(3空港にある)5本の滑走路をうまく使い、訪日客を呼び込み続けてほしい」と述べた。