MacのセカンドディスプレイとしてiPadなどiOSデバイスを活用する新しいソリューションが登場しました。
「Duet Display」は、iOSデバイスをMacの外部ディスプレイとして使うことできます。
すでに同様のアプリはいくつも存在していますが、「Duet Display」はそれらにない利点があるようです。
「Duet Display」は元Appleのエンジニア、Rahul Dewan氏によって開発されました。
有線接続でマルチディスプレイ
「Duet Display」は、MacとiOSデバイスをLightningケーブルで接続します。
つまり、ワイヤレスではなく有線接続です。
そのことで遅延がなく(ゼロ・ラグと表現されています)、Air Displayのようなワイヤレスで接続する場合よりもストレスが少ないようです。
接続したRetinaディスプレイ搭載のiOSデバイスは、30あるいは60フレーム/秒の表示を利用できます。
接続したiOSデバイスは、縦置きでも横置きでも可能、それ単体で利用するのと同様にタッチ操作できます。これは他の方法でも同じです。
シングルディスプレイとしても
もう1つの利点は、(Macのログインを無効にすることで)Macのシングルディスプレイ(プライマリーディスプレイ)としてiOSデバイスを利用できることです。
たとえば、Mac miniの唯一のディスプレイとしてiPadを使うことができます。
有線接続のおかげで、遅延はかなり軽減されているようです。YouTubeなど動画再生もスムーズであり、ゲーム(例としてHearthstone)も問題なくプレイできたとのこと。
スポンサーリンク
「Duet Display」は2014年12月15日(現地時間)より利用可能です。
OS X 10.9以降のMac、iOS5.1.1以降のiPadシリーズ、iPhoneシリーズに対応します。
他の方法について
私の知る限りで、iOSデバイスをセカンドディスプレイとして使う方法で有名なのは、上述のAir Display 2やSplashtop Extended Wireless Display 2です。どちらもWi-Fi接続です。有線接続は今回の「Duet Display」が初めてなのかもしれません。
なお、Duet Displayは現在Macだけに対応するようです。他方、Air Display 2やSplashtop Extended Wireless Display 2はMacだけでなくWindowsでも利用できます。
https://itunes.apple.com/jp/app/air-display-2/id705578162?mt=8&uo=4&at=10lcpf
https://itunes.apple.com/jp/app/splashtop-extended-wireless/id765801888?mt=8&uo=4&at=10lcpf
https://itunes.apple.com/jp/app/splashtop-extended-wireless/id765790884?mt=8&uo=4&at=10lcpf
Splashtop Extended Wireless Display 2のレビューも合わせてご覧ください。
Source:Duet Display via Business Insider