家族や恋人、ルームメイトなどと同じパソコンを共有している場合、ブラウザを共有する時に問題が起こると思います。GmailやFacebookなど、アカウントを使用するサイトからはログアウトしておかないと、他の人が勝手にログインしてしまいます。Google Chromeの最新版では、複数のユーザーアカウントに関する問題が解決されました。この便利な最新機能の全容と設定方法をご紹介していきましょう。
まず最初に、冒頭のデモビデオをご覧ください(英語のみ)。
■Chromeで複数ユーザーの設定をする
複数ユーザーアカウントの設定は本当に簡単です。手順は以下の通り。
- Chromeを開き、個人設定へ行きます。
- ユーザーのセクションで、「新規ユーザーを追加」ボタンをクリック。
- 右上の角にアイコンのある新しいウィンドウが開きます。これは新しいユーザーを作成するためのセッションです。続けてこのウィンドウを閉じ、個人の設定ページに戻りましょう。今度は初期設定プロフィールか、Chromeが名前をつけた白い奇妙な空白が表示されます。初期設定プロフィールをダブルクリックし、自分の名前に変更しましょう(他の人のパソコンでこの設定をするのでなければ)。新しいアイコンを選んだら、OKをクリックします。
- 新規ユーザーの名前やアイコンを変更する場合は、3. の手順を繰り返します。
上記全体の手順を繰り返せば、好きなだけユーザーを追加することが可能です。
■複数のユーザーアカウントを使うにはこれでアカウントの設定はできました。ブラウザウィンドウの右上に表示されているウィンドウに、自分のユーザーアイコンがあると思います。違うユーザーが新しいセッションを始める時は、そのユーザー名を選ぶかアイコンをクリックしましょう。
右上にそのアイコンの新しいウィンドウを開き、自分とは別にブラウジングすることができます。普通に自分だけのパソコンを使うように、Googleアカウントにログインすることもできますし、データなどの同期も可能です。これで、面倒なログイン・ログアウトをしなくても、複数のアカウントで1つのパソコンを使うことができます。アカウント間の切り替えは、ユーザーのChromeウィンドウを作るのと同じくらい簡単で、ウィンドウを前にするだけです。そうすれば、その時アクティブになっているアカウントに自動的に切り替わります。
ただし気をつけたいのは、ウィンドウは分かれているものの、自分のデータを他のユーザーに見られないように隠すことはできません。試してみればすぐに分かると思いますが、念のために事前にお知らせしておきます。この機能は、Chromeを複数のアカウントで一緒に使うのにとても便利ですが、誰にも見られたくないデータがある場合は、自分の作業が終わったら確実にデータをクリアした方がいいでしょう。
Adam Dachis(原文/訳:的野裕子)