一昔前は有線のヘッドホンしか利用していませんでしたが、
スマホからイヤホンジャックも無くなりつつあるなか、最近はワイヤレスのヘッドホンばかりで聴くようになりました。
最近のモデルは低遅延&高音質で映像も音楽も十分楽しめるモデルばかりで、物欲センサーが収まりません。
そんな中、以前より気になっていたOneOdioというメーカー様より、商品レビューのご依頼を頂きました。
※今回のレビューはOneOdio様よりワイヤレスヘッドホンSuperEQ S1のご提供を受けての商品レビューとなります
OneOdioとは
2015年に設立された香港に本社を置くヘッドホンメーカーです。
DJ向けのモデルを始め、デザイン性も高く個性豊かなヘッドホンが多い印象です。
しかも価格もお手頃なモデルが多いです。
本体&付属品
かなりPOPなデザインですね。
ホワイトカラーもありますが、今回はブラックにしました。
どちらも赤とのツートンカラーとなります。
ポーチも付属しているのは嬉しいですね。
また航空機用アダプターが付属しているのは珍しいです。
有線接続時のAUXケーブルも付属しています。
充電はMicroUSBケーブルとなっています。
USB-typeCでないのは残念なところです。
説明書は日本語表記もありますが、細かい操作説明は英語になっています。
スペック
型式 | 密閉型 |
カラー | ホワイト/ブラック |
Bluetooth | 5.0 |
重量 | 300g |
ドライバー | 40mm |
稼働時間 | 最大45時間 |
充電口 | microUSB |
コーデック |
SBC/AAC |
周波数帯域 | 20Hz-20kHz ※1 |
NC | 〇 |
外音取込 | 〇 |
※1 有線接続時16Hz-40kHz
見た目より重量が結構ありますね。
稼働時間は45時間とかなり長くなっているのが嬉しいです。
何よりも5,000円前後の価格帯のモデルにも関わらず外音取込対応は素晴らしいですね。
外観
全体的にチープな感じはしません。
かといって高級感がある訳でもないので、価格相応な作りの印象です。
イヤーカップのバランスが大きいと感じました。
「SuperEQ」ロゴが目立ちます。
ヘッドの部分は裏が合皮素材で少し柔らかくなっています。赤が効いています。
ヘッドサイズ調整の部分はスチール製で頑丈かつ安定しています。
「BE FREE」の文字がここでも目立っていますね。
こちらも合皮素材ですが、暑いときや湿度が高い環境だと汗ばみますので、室内向けでしょうか。
イヤーカップが折りたためるので、結構コンパクトになります。
ただ横向きには回転しません。
機能&操作
物理ボタンは右のみにあります。左はマイクのみとなっています。
上に3つのボタン「・・/ ◯ /・」
下に1つのボタンがあります。「 ・ 」
ボタン操作
●上ボタン
「 ・ ・ 」 → 1回:音量UP+ / 長押し:曲送り
「 ◯ 」 → 1回:再生・停止 (電話)出る・切る / 長押し:電源ON・OFF
「 ・ 」 → 1回:音量DOWNー / 長押し:曲戻し
●下ボタン
「 ・ 」 → 1回:ノイズキャンセル、外音取込 / 長押し:ノイズキャンセル・外音取込OFF
ペアリング
専用アプリ等はございません。
上の「 ◯ 」ボタンを5秒以上押すとペリングモードになりますので、あとはスマホなどでペアリングすれば完了です。
特に手間なく認識してくれました。
ノイズキャンセリング機能
そこまで強くはありません。機械音の中低音を抑えますが、高音部分は聴こえます。
ただ音楽に集中したいときは一定の効果が得られると思います。
最近は各社かなり力を入れている機能ですが、私自身はあまり必要としていません。
私が試したヘッドホンではどうしてもノイズキャンセリングをONすることにより、音場が狭く感じたり、高音の抜けがイマイチな感じになります。
こちらのモデルも同様で個人的にはノイズキャンセリングOFFの音質の方が好みです。
外音取込機能(Ambient sound)
個人的には非常に嬉しい機能です。外での騒音環境の中での利用はまだ行っていませんが、室内で会話するには問題ありません。
ただ他社のモデルと比べると拾う音は少なめなので、小さく感じます。
さすがに上位モデルのものとは比較できないですが、耳に壁がある感じは拭えません。
ボタンの凹凸やデザイン変化があまりないので、ミスタッチが多いのが残念な点です。
出来れば、ノイズキャンセリングと外音取込のボタンは左にしてほしかったです。
マルチポイント機能
同時ペアリングで、例えばタブレットで映像視聴中に電話受信した際など対応できるようですが、こちらの機能は試せておりません。
装着感
全体的には大きくないのですが、やはりイヤーカップが分厚いという見た目です。
あと側圧は強めなので、フィット感はあり寝ながら装着してもずれません。
ただ300gは少し重いです。側圧が強いせいで蒸れやすく長時間利用は厳しいかもしれません。
音質
良いです。この価格帯では十分高音質と言えると思います。
あくまで個人的な意見となりますが、
具体的に言うと中域・低域がやや強めな印象です。
ボーカルは鮮明に聴こえるので没入感は得られます。
楽器の音もソロの部分は鮮明に聴き取れます。
音場はそれほど広くありませんので、ボーカルや楽器の音がシンプルな曲の方が強みを発揮すると思います。
逆に様々な音が一気に出る部分では少し抜け切らない感じです。
有線でも試したのですが、私が持っている環境では本領発揮できなかったと思います。
それでも有線の方が高音域も含め全体的にフラットになりソフトでマイルドな音になった感じです。あくまで無線利用メインだと思いますので、有線にこだわる方は有線モデルを検討されたほうが良いと思います。
まとめ
5,000円前後で購入できる点を考えるとかなりオススメできます。
この価格帯で外音取込機能もあり、ノイズキャンセリング機能ももちろんあり十分なクリアサウンドを楽しめるってすごいですね。
個人的に感じた良い点と惜しい点は以下となります。
良い点
・上位モデルに遜色のない機能(ノイキャン・外音取込・マルチポイント)
・価格以上の高音質
・充実した付属品(ポーチ・アダプター・有線ケーブルなど)
惜しい点
・POP過ぎるデザイン(好きな方は好きだと思いますが、個人的にはシンプルが好き)
・物理ボタンがわかりにくく押し辛い
・イヤーカップが大きく側圧が強いせいで長時間は疲れる
・充電口がMicroUSB
ヘッドホンを試したい初心者の方や、ボーカルや低音の強いシンプルなサウンドを好まれる方にはオススメです。
それにしてもヘッドホンは奥が深いですね。
これからも色々なモデルを試すのが楽しみです。
ご覧いただき有難うございました。