16歳のダリは手帳にそう書き留めていた、
1904年スペインのカタルーニャ地方で生まれたダリはカタルーニャの自由で国際的な雰囲気の街で育った。
ガウディ設計のグエル公園も近くにあり公園を散策していた 。
そんな場所と環境で育ったダリは天才になった。
「天才とバカは紙一重」という言葉もある。ダリは天才だが、天才すぎて理解できない事も多い。
そんなダリの不思議な作品を紹介しよう。
ロブスター電話 1936
昔の黒電話の受話器を大きなロブスターにしてしてしまったのだ。ふざけていいるのか?と思うかもしれないが本人は真面目だ。普通ではありえないものを組み合わせることで陽気さと狂気さを醸している。
ダリ自身はこの作品を作った理由として
「なぜレストランでロブスターを頼んだ時に、茹でられた電話が出てきたことがないのかが不思議で理由が知りたいから」
と書いている。
この作品は1930年代半ばに知り合った、取集家で詩人のエドワード・ジェームズに贈られた。エドワードはパトロンでもあり彼の援助により様々なオブジェやデザインを考えていた頃の作品だ。
大自慰者 1929
これはダリの自画像と呼ばれている絵だ。自画像は自身の顔を描くのが普通であるが、ダリは違うのだ。これは幻影の中で眠るダリの姿だ。自然の海岸の岩から着想を得ているという。
このモチーフはその後の絵画にも登場する。
この絵の右上には男性の下半身とそこに顔寄せる女性が描かれている。ダリの「異性との性交の不安」を表しているとされる。
また顔に大きなバッタが描かれているが、バッタはダリの最も苦手なものの一つであった。これも何かへの恐怖を表しているのかもしれない。
裸の女のドクロ 1951
女性7人のヌード作品であるのだが、それが骸骨のように見えるのだ。人間の目の錯覚を利用した作品だ。
またこの裸体で作られたドクロは映画「羊たちの沈黙」のポスターにも使われた。
蛾の中に見えるドクロがこの作品だ。
巨大な目 1962
バレエの装飾も手がけていたダリは巨大な目のオブジェも作った。瞳が時計になっている。このオブジェは幻影を表しているのだとか。
雨降りタクシー
バルセロナのダリ劇場美術館にあるのがこの作品だ。アメリカのギャング、アル・カポネが所有していたキャデラックを使って作られている。
1ユーロ入れると雨が降るというアトラクション的な感じもある作品だ。
ダリの作品は意味が無いように見えるものもあるかもしれないが、意味があるのだ
しかしいくら考えてもわからい。
やはりダリは天才なのだ。
僕らが考えたところでわからないのだ。単純に楽しもう。
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