日本のモダニズム建築を牽引し、その礎を築いたと言ってもいのが前川國男だ。
建築界の3大巨匠の1人ル・コルビジェの元で学び丹下健三を育てた建築家だ。
そんな建築家の東京で見れる作品を紹介しよう。
1928年に東京大学工学部建築学科を卒業後、フランスに渡りコルビジェの事務所に入所。
1930年に帰国するとレーモンドの事務所に入所、
1931年に東京帝室博物館公開コンペに計画案を提出し建築家としてのデビューをする。
翌年1932年には自身の初建築となる木村産業研究所(弘前市)が完成する。
そしてその後全国に建築を作り、日本の近代建築の発展に貢献した。
母の出身が弘前藩だったこともあり弘前市に作品が多いのが特徴だ。
近代建築の特徴の工業化やコンクリートの打ちっ放し、ラーメン構造も見られるが、
素っ気ない箱になることなく、日本的な雰囲気と迫力を感じる作品が多い。
そんな前川國男の東京でみれる建築作品を紹介しよう。
上野駅の公園口を出て動物園の方に渡った所にある。
東京都の開都、500年際の記念事業として1961年につくられた。
2000人ほど収容できる大ホールなどがあり、オペラやバレエ、クラシックのコンサートなどが行われている。
コンクリートの打ちっ放しの迫力がある建築だ。
技術的な問題もあったのかもしれないが、現代ではみられない重量感がある建築だ。しかしそれが貫禄と味を引き出している。
この向いには師匠のコルビジェが作った西洋美術館がある。
どちらが好み?
この建築で日本建築学会賞を受賞している。
上野に行った際はこの建築もみては?
東京小金井市の江戸東京たてもの園の中にある。
戦時中の資材が少ない中で作られた木造の建築だ。1942年建築。
それゆえかシンプルで質素である。
しかしモダニズムの洗練された美しさがある。
中心に居間を配置し、左右にトイレとバスそして寝室が配置されている。
シンプルな間取りだ。
居間の上にはロフトがあり、大きな吹き抜けとなっている。
正面は大きな開口で気持ちがよく開放的だ。
こんなにも開放的な開口はそれまでの建築には見れなかったかもしれない。
裏?正面?からのフォルムが美しい。
80年近く前の建築にも関わらず古くなくおしゃれなのだ。
とついつい口走ってしまうほど古さを感じさせない。
言われなけば見逃してしまうだろう。しかし言われて見ると普通のビルではないデザインであることがわかる。
あまりじっくりみるポイントは少ないかもしれない。
1961年に31mの高さ制限の撤廃と容積制への移行があった。それを踏まえ32階建高さ130mで構想されたビルだ。
しかし丸の内は美観地区であったということと、「皇居を見下ろすとはけしらん」という現代でもいそうなクレーマー的意見により結果的に99.7mになった。
当時は景観問題を引き起こしたが、今の周囲に最も高いビルが多く建っている。
時間は立っているのに全く古さを感じることがないのだ。
おすすめ商品
特にデザインは今みても洗練され、住みたいと思わせてくれる。
ぜひ東京に来た際は前川の建築を見て、感性を磨いて見てはどうだろうか?
建築界の3大巨匠の1人ル・コルビジェの元で学び丹下健三を育てた建築家だ。
そんな建築家の東京で見れる作品を紹介しよう。
日本のモダニズを進めた?前川國男とは?
1905年、明治38年新潟県に生まれる。1928年に東京大学工学部建築学科を卒業後、フランスに渡りコルビジェの事務所に入所。
1930年に帰国するとレーモンドの事務所に入所、
1931年に東京帝室博物館公開コンペに計画案を提出し建築家としてのデビューをする。
翌年1932年には自身の初建築となる木村産業研究所(弘前市)が完成する。
そしてその後全国に建築を作り、日本の近代建築の発展に貢献した。
母の出身が弘前藩だったこともあり弘前市に作品が多いのが特徴だ。
近代建築の特徴の工業化やコンクリートの打ちっ放し、ラーメン構造も見られるが、
素っ気ない箱になることなく、日本的な雰囲気と迫力を感じる作品が多い。
そんな前川國男の東京でみれる建築作品を紹介しよう。
東京文化会館 1961
東京の上野にある建築だ。上野駅の公園口を出て動物園の方に渡った所にある。
東京都の開都、500年際の記念事業として1961年につくられた。
2000人ほど収容できる大ホールなどがあり、オペラやバレエ、クラシックのコンサートなどが行われている。
コンクリートの打ちっ放しの迫力がある建築だ。
技術的な問題もあったのかもしれないが、現代ではみられない重量感がある建築だ。しかしそれが貫禄と味を引き出している。
この向いには師匠のコルビジェが作った西洋美術館がある。
どちらが好み?
この建築で日本建築学会賞を受賞している。
上野に行った際はこの建築もみては?
前川國男自邸
前川國男の自邸も元の場所ではないが、移築され残っている。東京小金井市の江戸東京たてもの園の中にある。
戦時中の資材が少ない中で作られた木造の建築だ。1942年建築。
それゆえかシンプルで質素である。
しかしモダニズムの洗練された美しさがある。
中心に居間を配置し、左右にトイレとバスそして寝室が配置されている。
シンプルな間取りだ。
居間の上にはロフトがあり、大きな吹き抜けとなっている。
正面は大きな開口で気持ちがよく開放的だ。
こんなにも開放的な開口はそれまでの建築には見れなかったかもしれない。
裏?正面?からのフォルムが美しい。
80年近く前の建築にも関わらず古くなくおしゃれなのだ。
Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA訪れた人が前川とは知らずに「ここおしゃれー、デザイナーが作ったみたいー」
とついつい口走ってしまうほど古さを感じさせない。
紀伊国屋新宿店
新宿の多くのビルの中に埋もれているが、実はこの建築も前川國男の設計だ。言われなけば見逃してしまうだろう。しかし言われて見ると普通のビルではないデザインであることがわかる。
あまりじっくりみるポイントは少ないかもしれない。
東京海上ビルディング
他の高層ビルとは少し違う雰囲気を感じる高層ビルがそこにある。1961年に31mの高さ制限の撤廃と容積制への移行があった。それを踏まえ32階建高さ130mで構想されたビルだ。
しかし丸の内は美観地区であったということと、「皇居を見下ろすとはけしらん」という現代でもいそうなクレーマー的意見により結果的に99.7mになった。
当時は景観問題を引き起こしたが、今の周囲に最も高いビルが多く建っている。
まとめ
数は少ないが、日本建築の発展に大きく貢献した前川の建築が今も東京には残っているのだ。時間は立っているのに全く古さを感じることがないのだ。
おすすめ商品
特にデザインは今みても洗練され、住みたいと思わせてくれる。
ぜひ東京に来た際は前川の建築を見て、感性を磨いて見てはどうだろうか?
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