古墳の位置と形状・調査の歴史
大型前方後円墳が集中する奈良盆地北部、古墳群が点在する位置からは少し離れた場所に富雄丸山古墳は位置する。
2022年12月、日本最大の円墳である奈良市丸山町の「富雄丸山古墳」(4世紀後半)で、これまでに例のない盾形銅鏡、国内最大となる蛇行剣が発見された。国宝級のこの大発見は古墳時代の金属工芸の最高傑作と評価される一方で、なぜ、このような宝物が作られ副葬されたのか、その用途などに注目が集まった。その謎を解き明かすべく、発掘された遺物の詳細、発見に至るまでの経緯や識者の見方などをまとめ、「深堀り特集」としてお届けする。
歴史文化2025.01.27
奈良市教育委員会は27日、同市丸山1丁目の富雄丸山古墳(4世紀後半)で木棺を取り上げ、全容が明らかになったと発表した。