シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(31)大政翼賛会の末端組織としての「隣組」

戦時用語の第4弾は「隣組」である。江戸時代の「五人組」と同種の用語である。国民を相互に監視させて、時の政府の政策に協力させる用語とも言えるであろうか。
この隣組が正式に用いられるようになったのは、昭和15(1940)年9月に内務省の通達によってで、強制化されていった。こ…
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