巨人阿部慎之助監督(45)が宮崎キャンプの3日、徳光和夫氏(83)とトークショーに臨んだ。
両氏のやりとりは、以下の通り。
【中編】
徳光氏 新戦力のこともちょっと伺いたいんでありますけども、もう勝手なこと言わせていただきますと、キャベッジですね、いいスイングしてますね。
阿部監督 僕から見ても、パワーはやっぱ間違いないですし、身体能力もすごく高くて、まあ、ぱっと見ですけど、やっぱスタイルいいですよね。素晴らしい。すんごいストイックに朝からトレーニングもやってますし、期待はしちゃいそうですよね。
徳光氏 スイングスピードが素晴らしいですし、ちょっと、この時期の外国人選手としましては、すごいスイングスピードだなと思って、僕なんか素人目で見てたんですけどね。
阿部監督 すごく練習してきてくれたんだなっていうのも感じましたしね。本人のその意気込みっていうのをね、すごく感じています。
徳光氏 キャベッジの話から恐縮なんであるんですけど、彼はファーストですか? 外野ですか?
いや、そこもいろいろ、ちょっと試しながら。オープン戦だったり。試しながら、いろいろこれから考えてみようかなと思います。
徳光氏 監督は本職はキャッチャー。甲斐選手を取れた大きさというのは?
阿部監督 やっぱり彼は、日本を代表するキャッチャーですから。一番は安心感。チームに与える安心感は絶大じゃないかなと僕は思っています。
徳光氏 まさかマー君と甲斐のバッテリーが巨人で見られるとは思っていなかった。まさに新しい風、新戦力ですね。
阿部監督 マー君も2013年に、日本シリーズで負けてしまったんですけど、あそこから、まさか一緒のユニホームでやるっていう、初日の練習でユニホーム姿を見たんですけど、何か不思議な感じはしましたね。
徳光氏 充実を図ってきたこれだけの戦力のジャイアンツ。どういう野球、ジャイアンツに、絵を描いているんでしょうか?
阿部監督 とにかく去年もずっと言っていたんですけど、勝負は8、9月になってくるので。その時にどう戦うか、様子見をしながら、やってきて、うまくいったので、そこは変えずに交流戦で借金生活になったりしたんですけど、とにかく選手には前向きのことを言って、モチベーションを下げないように、今年も1年そうやっていきたいですね。
徳光氏 監督としては8月くらいまでは、ある意味で試行錯誤もしながら、8月以降でエンジンを噴かすということで。
阿部監督 どこのチームも最初は突っ走りたいっていうのは、あるんですけど、絶対に波がありますし、その波にどううまく乗るか、シーズンの勝負どころ。見極めてやってきたい。
徳光氏 今のところ、優勝の確率は?
阿部監督 そうですね。今、90%ぐらいじゃないですか。(後編に続く)