デビュー20周年となる戸沢陽(39)が雪辱を果たせなかった。

1日(日本時間2日)のプレミアム・ライブイベントのロイヤルランブル大会で組まれた男子ロイヤルランブル(RR)戦で出場を邪魔されたカーメロ・ヘイズとのシングル戦が組まれたものの、7分32秒、ナッシン・バット・ネット(ダイビング式ギロチンドロップ)でフォール負けを喫した。

試合前、スマックダウンのニック・アルティスGMに控室へと呼び込まれた戸沢はヘイズと再会。レッスルマニア41大会(4月19、20日、米ラスベガス)で最高位王座挑戦権が得られる男子RR戦の入場時、早々に場外に落とされて敗退していたヘイズに襲撃されて出場することなく即時退場となった経緯があった。同GMからヘイズに対し「彼(戸沢)のレッスルマニア出場権を奪ったことになる。ここで精算しておくべきではないか」とシングル戦を提案。「これは良いチャンスだ。お前と戦うよ」と軽口をたたくヘイズに対し、戸沢は「エアボール!」とバスケットボールのシュートポーズで挑発した。

試合でも、ゴング前から場外でヘイズを襲撃した戸沢はエプロンから蹴り落とし、バリケード(防護壁)に投げ飛ばして先制。リングに戻ってもハリケーン・ラナで、コーナーのターンバックルまで吹っ飛ばした。さらに飛びつき式DDTも成功させて勢いづいていた…はずだった。

コーナートップにいたヘイズをサンセットフリップ式パワーボムでマットにたたきつけたところまでは良かったが、クローズライン(ラリアット)、飛びつき式DDTを食らってマットに顔面を直撃。フラフラになると、コーナートップから飛んだヘイズのナッシン・バット・ネットを受けて3カウントを許した。バックステージに戻ると、過去に24/7王座(現在は封印)を争った元ライバルのRトゥルースに介抱され「ジョン・シナも言っている。戸沢、ネバーギブアップだ」と激励されていたが、すぐに放り投げられてしまう事態に…。ヘイズにもリベンジできず、踏んだり蹴ったりの結末となってしまっていた。

なおWWEスマックダウン大会はABEMAで放送された。