韓国南西部の務安国際空港で179人が死亡した旅客機事故で、生存者の客室乗務員2人(20代の女性と30代の男性)が最後尾に座っていたことが分かった。胴体着陸した旅客機が壁に激突した際に尾翼を含む機体最後方が折れたことで、爆発に巻き込まれなかった可能性がある。韓国メディアが31日報じた。女性乗務員は救急隊員に「片方のエンジンから煙が出た後に爆発した」と話した。事故当時の2人は最後方の「ギャレー」といわれる簡易キッチンにある席に座っていたとされる。航空分野の専門家は「衝撃が機体正面に集中し、最後方にいた2人だけが生き残れた」と指摘した。