フライブルクのMF堂安律(26)はアウェーのボーフム戦に1-0の後半13分から出場した。チームはそのまま勝ち、連敗を3で止めた。ボーフムのMF三好康児(27)は後半20分から出場した。

開幕から19試合連続で先発していた堂安は、今季初のベンチスタートだった。最近はバイエルン・ミュンヘンなど上位陣を相手にチームは3連敗と苦しんでいたが、孤軍奮闘といえるプレーを見せていた。

この試合を中継したABEMA限定のインタビューで、堂安はスタメンを外れたことについて「理解できなかったですけど、選手と監督が同じ意見になるのは基本的にはあまりないので、選手としての意見と監督の意見がある中で受け入れるしかない。特に深くは考えなかった」と話した。

フライブルクを10年以上も率いた恩師シュトライヒ監督が昨季限りで退任。今季からユリアン・シュスター監督が率いる。開幕から5勝2敗とまずまずのスタートを切ったが、徐々に失速。そんな中でも堂安はフル稼働を続けていた。

インタビューした鄭大世さんの「客観的に見ると休養。ポジティブに受け取れているか?」という問いに「ポジティブなことはまったくなかった。特にネガティブなこともなく、一喜一憂せず、一年間シーズンを通してこういうときもある」と答えた。

ドイツ杯を除き、リーグ戦では今季初の途中出場。「ラスト30分くらいだったら、得点を取りやすいかなと思いながら、前半からイメージして見ていた。なかなか、今、僕たちには攻撃のパターンがないので、厳しい試合になっていた」と言う。

「セカンドボール、セカンドボールと監督も言っていたし、蹴りあいの中で自分の特長は出しにくい試合だと思っていたので、ある程度はチームの規律を守りながら一発狙おうかなと思っていた」。今季6ゴールでチーム得点王の堂安にゴールは生まれなかったが、チーム1-0で勝って連敗を3でストップした。

次戦は8日にホームで下位に低迷するハイデンハイムと対戦。「個人的にはホームに戻って、次は勝ち点3を取らなければいけない相手。自分の良さを出しながら、チームを助けられたらなと思う」と切り替えていた。