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両党で恐怖あおる米大統領選挙 ギデオン・ラックマン
政治を巡るドラマという点では、米国が今も世界のリーダーであることに異論の余地はない。バイデン米大統領が再選を目指さないという決断を表明したのは、トランプ前大統領の暗殺未遂事件からわずか8日後のことだった。 だが米大統領選の予期せぬ展開を受け、衝撃や混乱が続く一方、他の点では2024年の大統領選は予測可能な脚本に従って進んでいる。バイデン氏が撤退圧力にあらがえず大統領選から撤退すると表明する前から
トランプ氏再選で変わる世界 マーティン・ウルフ
1919年11月19日、米上院はベルサイユ条約の批准を否決した。これを受け、米国は第1次世界大戦後に合意していた国際秩序の維持から手を引き、意志も手段も持ち合わせない英国とフランスにその仕事を委ねることになった。その後起きた第2次世界大戦が終結すると、米国ははるかに建設的な役割を果たした。今日の世界は、なお多くの点で当時の米国がつくり出したままだ。だが、それはいつまで続くのか。その後の世界情勢は
富裕層、トランプ氏再選の危険知れ マーティン・ウルフ
1999年、ロシアの政商だった故ボリス・ベレゾフスキー氏はフィナンシャル・タイムズ(FT)の編集長とベテラン記者たちと昼食を共にした。筆者はそれ以前にも彼とは何度かモスクワで会っていた。 ベレゾフスキー氏は当時、ロシアのボリス・エリツィン大統領に対し、ロシア連邦保安局(FSB)のトップを務めていたウラジーミル・プーチン氏を首相および大統領の後継者に指名するようエリツィン氏の側近たちを説得するとい