格安航空会社(LCC)のタイ・ライオン・エアは21日、バンコクを出発して台湾・高雄を経由後に那覇へ到着する新規路線を開始した。那覇空港に到着した初便には約180人が搭乗し、到着ロビーで記念式典が開かれた。
バンコク-那覇の定期路線は週4便(火、木、土、日曜)。バンコクを午前2時45分に出発し、高雄を経由して午前10時55分に那覇へ到着する。バンコク-那覇路線を定期運行するのはタイ・エアアジア、タイ・ベトジェットエアに次いで3社目。
記念式典でタイ・ライオン・エアのナンタポーン・コモンシティベイト営業本部長は「アジアの活気ある都市を結ぶ取り組みの一環で就航した。タイでは沖縄の比類ない自然の美しさへの関心が高まっている」と喜んだ。県の諸見里真文化観光スポーツ部長は「タイは琉球王国の時代から貿易のパートナー。就航を機に多くの人に沖縄の魅力を知ってほしい」と歓迎した。(政経部・銘苅一哲)