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公開日 2015/05/29 10:30

電源でお米の味が変わる? 「電源トランスご飯」と「普通電源ご飯」をブラインド試食

音元出版社員がガチ試食!
文/風間雄介 企画・構成/野間美紀子
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まずはオーディオアクセサリー誌編集長、伊佐山の評価。今回は野間の発案で、2種類のごはんを5つ星で評価してもらったのだが、伊佐山は電源トランスご飯を4つ星、普通電源ご飯を2つ星と回答。電源トランスご飯と普通電源ご飯の差をしっかり判別しただけでなく、その味を非常に高く買っているようだ。

伊佐山はコメントも自信に溢れていた。「差は歴然です。電源トランスご飯のほうが解像度が高く情報量が多く、粒立ちが際立っている。鮮度も高いです。米本来の旨みを十分に引出してくれるタイプ。若干硬質系でスピードが速い。エージングが進めばもっと柔かさも出てくるでしょう」。……あの、完全にふざけてますよね…?

一方、普通電源ご飯の評価はどうかというと「レンジが狭い。スピードも遅い。古い味がしますね」とズバリ一刀両断。だが「暖かみのある傾向を好む方は、こちらがいいと言うかもしれません」とフォローすることも忘れない。さすがのバランス感覚である。

続いてanalog誌編集長、中野の評価。電源トランスご飯を5つ星、普通電源ご飯を4つ星と評価し、こちらもきっちり当ててきた。さすがだ。

中野のコメントは伊佐山と違ってマジメである。「水や米の量をきっちりと同じにしてあるためか、総じて大きな差は感じられない。混ぜてあるとはいえ、釜の上の米か中の米かで、僅かな硬さの違いを感じた。電源トランス飯のほうがやや硬めで、コシがあるようだ。これが関連しているかは分からないものの、よく噛むと甘みがあるのは、トランス飯の方であるとも感じる。見た目の差異はまったくないように見えた」。

analog誌の中野が真剣に味を確認

さてもう一人、オーディオアクセサリー編集部から筑井も参加した。ここまでの風間、伊佐山、中野は男性だったが、筑井は女性である。女性の方が感覚が鋭敏とよく言うが、果たして結果はどうだったのか?

筑井は、電源トランスご飯が5つ星、普通電源ご飯が3つ星と評価。電源トランスご飯の方がおいしいと彼女は判断した。日和って星1つぶんくらいの差しか付けない人が多い中、星2つの差を付けるというのは、かなりの差を感じたのだろう。

コメントも明快だ。「見た目や歯触りの違いはほとんど感じられない」としたものの、「普通電源ご飯より電源トランスご飯のほうが美味しい」と断言。「味に奥行きがある。噛み進めていくうちに新しい味覚が溢れてくるイメージ。米一粒一粒の内側まで味がある感じ」と具体的に違いを説明する。一方、普通電源ご飯はというと、「味が平面的。米の粒の表面の味という感じ」だそうだ。表現がわかりやすい。

もう一人ほど女性の被験者を…ということで、Senka21編集部の徳田も評価を行った。結果は電源トランスご飯が4つ星、普通電源ご飯が3つ星。やはり電源トランスご飯に軍配を上げた。「電源トランスご飯のほうがしゃっきりしています。味わいがありました。普通電源ご飯のほうは、“パナソニックのご飯”(自分がいつも食べているご飯)という感じがしました」というコメントをもらった。

さて、ここまで紹介した被験者は、みな「電源トランスご飯の方が、普通電源ご飯よりおいしい」と評価したわけだが、さすがにテストした全員が全員、電源トランスご飯を高く評価したわけではない。

今回紹介した編集部員のほかにも編集部員が入れ替わり立ち替わり試食した

Phile-webの小野は、試食した後「電源トランスご飯のほうがちょっと硬めでした。普通電源のほうが美味しかったです」とコメント。素直だ。

また同じくPhile-webの小澤貴信は「ブラインドで試したところ、普通電源ご飯のほうが美味しく感じました。すみません」となぜか謝ってきた。そこは謝るところじゃないと思うのだが、とりあえず謝っとけという感じだろうか。

次ページこれは市販すべき逸品。炊飯器の革新はここから始まる!

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