一年中出回っているキャベツですが、柔らかくて甘みのある春キャベツは今だけの旬の味。でも、いつも食べているキャベツとどう違うの? と選び方に迷いますよね。
今回は、おいしい春キャベツの選び方のポイントと使い切りレシピをご紹介します!
柔らかくて甘い春キャベツ
通年、手に入る冬キャベツは葉がぎっしりとつまっており、重量は1.2kg以上。
対して春キャベツの重さは600〜1kgほどと軽く、葉のウェーブが強くふんわりとしています。冬キャベツは横に広がった扁平状ですが、春キャベツは丸い形をしており、葉が柔らかくて甘く、香りが良いのが特徴です。
それでは、美味しい春キャベツの見分け方を紹介しましょう!
【選び方1】丸っこくて軽いもの=おいしさ◎
春キャベツは形が丸〜縦長のもので、大きさの割に軽いものを選ぶのが正解です。冬キャベツはずっしりと重いもののほうがおいしいのですが、春キャベツはその逆。
重さが軽い方が巻きがゆるく、水分を多く含んでいて、柔らかいキャベツになります。
【選び方2】葉と葉の間のすき間が空いているものを選ぼう
カットされているものは見た目で選びやすくなります。
まず、葉と葉の間がギュッとつまっておらず、すき間が十分に空いているものを。そして、外側の葉の色が濃い緑色で、中心になるほど薄い黄緑色や黄色になっているものが甘みのある春キャベツの証拠です。
【選び方3】芯やカット面が変色していないかチェック
芯がなるべく白く、茶色くなっていなかったり乾燥していないものを選びます。
芯の大きさは500円玉くらいの大きさのものが食べごろ。また、カット面がしなびていないか、乾燥していないかもあわせてチェックしましょう。
カンタンなのに激うま!「春キャベツのシーザーサラダ風」
フライパンで焦げ目がつくまで焼くことで、春キャベツの濃縮した甘みを味わえます。中心部分は春キャベツのみずみずしさも残り、二通りの食感が楽しめますよ。
<材料(3人前)>
【シーザードレッシング】
※上記の材料を混ぜておく
【トッピング】
<つくり方>
1. 春キャベツは3等分にカットする。バラバラにならないように根元を少し残して、芯を取り除いておく。
2. フライパンにオリーブオイルとスライスしたニンニク、細切りにしたベーコンを加えて弱火にかける。
3. ベーコンをフライパンの端に寄せ、キャベツを並べる。蓋をして中火で3〜4分間加熱する。
4. 焼き色がついたら裏返し、蓋をしてさらに3〜4分間蒸し焼きにする。
5. 器に盛り付け、シーザードレッシングとクルトン、温泉卵を添えてできあがり。
ボリューム満点!「春キャベツロール」
甘みのある春キャベツを豚肉で巻くことで、満足感のある一品に。豚肉の旨味と春キャベツの甘くてシャキシャキとした食感がやみつきになります。
<材料(3人前)>
<つくり方>
1. 春キャベツは3〜5mm程度の太めのせん切りにしザルに入れる。熱湯を回しかけてしんなりとさせ、粗熱が取れたら水気を絞る。(水をかけて冷ましても良い)
2. まな板にラップを敷き、豚薄切り肉を並べた上にさらにラップを被せ、すりこぎや大きめのスプーン、アルミホイルの芯などで軽く叩いて薄く伸ばす。
3. 被せたラップをはずして塩こしょうをし、1のキャベツを乗せて敷いたラップごと巻いていく。
4. 巻き終わりを3cmほど残しておき、いったんキャベツを軽く締めてから、最後まで巻く。キャベツが少し閉じ目からはみ出してしまっても大丈夫。
5. ラップをはずし、巻き終わりを下にしてフライパンにのせ、中火にかけて蓋をする。
6. 4〜5分ほど蒸し焼きにし、こんがりと焼き色がついたら裏返す。全体にこんがりと焼き色がつくように上下左右を一面ずつ、3〜4分ずつ焼いてしっかりと火を通す。
7. しょうゆ、酒、みりん、砂糖を合わせて加える。中火にかけて煮詰まってきたら、スプーンでタレをかけながらからめていく。
8. 粗熱が取れたらカットして器に盛り付け、フライパンに残ったタレをかけてできあがり。
旬のおいしさを満喫しよう
今の時季しか出回らない春キャベツ。冬キャベツでは味わえないみずみずしさは春の訪れを感じさせてくれます。
格別のおいしさなので、お店で見かけたら手にとってみてくださいね。
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