キケ再契約はどうなる!?ドジャースがキム・ヘソン獲得で「居場所を見つけるのは難しい」と米報道

[ 2025年1月4日 10:53 ]

E・ヘルナンデス(AP)

 ドジャースは3日(日本時間4日)、ポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた韓国プロ野球キウムの金慧成(キム・ヘソン)内野手(25)の獲得を発表した。3年総額1250万ドル(約19億6500万円)で、28、29年には球団側にオプションが付くという。

 ド軍のキム・ヘソン獲得により、去就に注目が集まるが“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手(33)だ。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者は自身のX(旧ツイッター)で「ドジャースはムーキー・ベッツを遊撃手に、ギャビン・ラックスを二塁手で起用する計画でいくとしている」と記し、獲得したキム・ヘソンついては「スーパーユーティリティーの役割を果たすという計画がある」とした。

 この「スーパーユーティリティー」の役割を昨季務めたのがE・ヘルナンデスだった。昨季は捕手と右翼以外のポジションすべてで出場し、内外野守れる万能選手として故障者が相次いだチームで存在感を発揮し、ワールドシリーズ制覇に貢献。シーズン後にFAとなったが、「また戻って来たい」と残留を熱望しているという。

 ただ、米誌「ニューズウィーク」(電子版)は「キムが加わったことで、ドジャースファンお気に入りのユーティリティーマン、キケ・ヘルナンデスを獲得する余地がなくなるかもしれない」「現在のロースター構成では彼の居場所を見つけるのは難しい」とE・ヘルナンデスとの再契約に暗雲が立ちこめたと報じた。

 同誌は二塁手ラックスや外野手テーラーのトレードなどにより、E・ヘルナンデスとの再契約の可能性にも触れているが、いずれにせよキム・ヘソン獲得により、E・ヘルナンデスとの再契約には別の“アクション”が必要だろうとしている。

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